2019年12月30日月曜日

令和元年の大晦日を迎えて

 今年も残すところあと一日となりました。振り返ってみると、4月に区議選があり、私にとって大変厳しい選挙でしたが、おかげ様で8回目の当選をさせて頂き、その後区議会自民党の幹事長を拝命致しました。長年の懸案事項であった中央防波堤埋立地の帰属問題には一定の結論が出ましたが、来年のオリパラ東京大会の準備や地下鉄8号線の問題等、まだまだ課題は山積しております。また、年末には地元の秋元司代議士がIR事業に絡む贈収賄容疑で逮捕され、自民党員や後援会の皆様に大変ご心配をおかけしていることについて、関係者の一人として心からお詫びを申し上げたいと思います。本件について、この間私もマスコミ関係者から再三取材を受けましたが、秋元代議士本人からは「全く身に覚えがない」としか聞かされておらず、連日の報道に困惑するばかりであります。今後、捜査の行方を見守るしかありませんが、ご本人が自民党を離党した以上、自民党江東総支部としても対応を検討せざるを得ないと考えております。来年、慌ただしい一年が予想されますが、引き続き、区議会自民党幹事長及び自民党江東総支部幹事長、更には東京23区の区議連協会長として活動してまいりますので、皆様方のご指導を心からお願い申し上げます。
良いお年をお迎え下さい。

2019年12月1日日曜日

区議会第4回定例会で一般質問

 11月27日午後1時からの本会議で、私は10月の台風19号に関する本区の対応等について質問を行いましたのでその概要をご報告させて頂きます。

1.避難勧告について
Q:先月12日、台風19号接近に伴い、区政史上初めての避難勧告を発令したが、その経緯は?また、区民への周知について課題はあったのか、また避難所の設営の準備はどの程度できていたのか。
A:12日の午前7時に気象庁及び荒川下流河川事務所長より、72時間で500ミリを超える降雨予測で荒川の洪水発生の確立が高まったとの情報を受けて同11時半に発令を決定した。安心安全メール等あらゆる手段を使って周知に努めたが、特に防災行政無線が聞こえづらかったとの指摘が多かった。設営に関しては、区職員への参集命令、災害協力隊に向けての協力要請等を行った(総務部長答弁)。

2.広域避難について
Q:江東5区による広域避難は実施されなかったが、その経緯は?
A:10月9日に5区の課長級職員が集まり、今回の気象状況では広域避難の要件には該当しない旨確認したが、その後も12日まで部長・課長級同士の意見交換を電話で行っていた。降雨量増大に伴い、避難を実施すべきとの意見もあったが、複数の交通機関が既に計画運休を決めたこともあり、広域避難ではなく各区で垂直避難を呼び掛けることにした。今回の台風が広域的に被害をもたらしたことを考えても、安全な避難先の確保は極めて難しい課題である(区長答弁)。

3.避難所の運営について
Q:今回区内23か所の区立小中学校で避難所が開設され、自主避難所と併せ約七千人の方が避難したが、非常食や毛布の提供、ペットの扱い、教室の使い方等で対応が異なったケースが見受けられた。今後の課題とすべきでは?
A:①避難所運営に不慣れな職員も配置したこともあり混乱したこと、②伝達方法の不備、③ペットについては震災時の対応は防災計画に定めてあるが水害時の同行避難を検討する必要があった・・等の課題が残ったと認識している(総務部長答弁)。

4.消防団の活動について
Q:今回、消防団員に対しては各分団ごとの待機場所で待機との消防署からの命令があったが、例えば、区の対策本部から消防署に対して各避難所に消防団員を派遣要請できるような仕組みを考えるべきでは?
A:先日、消防総監にお会いする機会があったので、災害時における消防団の在り方を再検討すべきと申し上げた。消防団員の避難所の支援方法や連携について今後消防署と協議していく(区長答弁)。

5.今後の豪雨災害対策について
Q:今回の23区の状況は様々で、避難した住民が多かったのは主に江東5区、河川からの冠水被害は多摩川沿岸の世田谷・大田区が目立ち復旧に数億円の費用がかかるとも聞いている。また、私自身、先日北区志茂の荒川下流河川事務所を訪問して、事務所長から直接今回の対応をお聞きした。まさに彼らの的確な判断と行動(岩淵水門の閉鎖等)によって、隅田川と荒川放水路の氾濫を防いだということを実感した。今後の豪雨災害に備え、平成7年の阪神淡路大震災の後に4億円余の補正予算を組んで防災グッズを全戸配布した例に倣い、①本区の水害の歴史、②洪水や高潮のメカニズム、③外角堤防や排水機の現状、④緊急事態発生時の情報伝達やその入手方法などを掲載した小冊子を作成し、改訂中のハザードマップと共に全戸配布すべきでは?
A:今回指摘頂いた課題を整理し、ご提案の主旨にそった対応を今後積極的に検討していく(区長答弁)。

以上ですが、当日の模様がまもなく区議会インターネット中継でアップされますので、是非ご覧頂き、皆様から様々なご意見を頂戴したいと思います。

2019年11月23日土曜日

11月20日に荒川下流河川事務所を視察・27日に一般質問

 今月20日(水)に私は国交省関東地方整備局の荒川下流河川事務所(北区志茂5丁目)を訪問し、今回の台風19号に関し、上陸前後の状況や事務所職員の皆さんが必死に荒川と隅田川の氾濫を防いだ状況等を調査させて頂きました。初めに事務所に隣接した「荒川知水資料館」を見学し、事務所長から明治時代以降の国の首都圏に於ける治水対策について説明を受けました。江戸時代に東京湾に流れ込んでいた隅田川(大川)を荒川放水路と分岐させることによって、洪水を防いだ施策について当時の貴重な写真や地図を使って説明して頂きました。今回の台風のように広大な荒川上流地域に多くの降水量があった際の河川事務所の対応は、まさに百年以上にわたる人と自然の攻防の末に導かれた手法によるものだと実感しました。来週27日から区議会第四回定例会が始まり、初日の本会議で、台風19号への区の対応等に関する一般質問を行いますので(午後4時40分頃からスタートします)、ぜひインターネット中継でご覧になって頂きたいと思います。質問の後で今回の視察の詳細の報告をしたいと考えております。


私の後方に写っているのが、岩淵水門と呼ばれているもので、今回の台風19号上陸の際、河川事務所の判断で閉鎖し、隅田川に流れ込む大量の雨水をせき止め、結果的に隅田川の氾濫を防いだと言われています。


10月12日20時50分に岩淵水門の水位がA.P.4mに達したため、上記写真の通り水門を閉鎖しました。この写真は翌日早朝のものですが、水門手前とその先では約5.5mの水位の差があります(水の色が違っているのが良く分かると思います)。この先が隅田川に繋がり、奥の川が荒川(荒川放水路)に繋がっています。

2019年10月12日土曜日

台風19号について

台風19号は、本日午後7時前に伊豆半島に上陸しましたが、東京都など1都9県に大雨特別警報が発表されています。私は地元で避難所となった二大小で避難者のお手伝いをさせて頂きましたが、本区にとって気になるのはやはり荒川等の河川の水位上昇です。荒川岩淵水門水位計について以下参考にして下さい。

http://www.river.go.jp/
kawabou/4/1301/
stage2128100400006.html

また、区役所の見解によると、本区の荒川砂町水辺公園付近で21時時点の水位は+2.36mですが、公園自体の高さが約4m、またスーパー堤防の高さは約8mですので、決壊の心配はほとんど無いと考えられます。しかし、上流での降雨、大潮時の満潮(東京湾・13日午前04:29、潮位193cm)等の影響でさらに水位が上がることも予想されます。今後共各情報に留意して下さい。

また、20時現在の区内各避難所の避難状況は下記の通りです。合計で6907名の方が避難されています。



2019年10月5日土曜日

平成30年度区議会決算審査特別委員会で質問

 9月30日~10月3日の日程で、江東区議会平成30年度決算審査特別委員会が開催されてましたが、私は議会・総務費で二点の質疑を行いましたのでご報告申し上げます。
1.中央防波堤帰属問題に係る裁判について
 9月20日に東京地裁から判決が出され、江東区約8割、大田区約2割との司法の判断が下されました。本区は26日にこの判決を受け入れることを表明しましたが、10月1日時点で大田区は態度を明らかにしておりません(10月3日控訴せずを表明)。私は9月17日に区議会自民党として中防埋立地から本区有明4丁目に繋がる「臨港道路南北線」の工事現場を視察したことを報告しました。
                                     工事中の臨港道路南北線

この道路はいわゆる沈埋トンネルで、その西側に位置する東京港第二航路海底トンネルの慢性的な渋滞緩和の解消、また2020オリパラ東京大会の際に、馬術及びボートの試合会場となる中央防波堤へのアプローチを強化するために、東京都が国交省に来年夏までの整備を要請していたものです。この道路が竣工すると、江東区側から中防へのアプローチはトンネル二本、橋一本(ゲートブリッジ)で三本、大田区からは同区城南島からのトンネル一本となり、この事実からも今回の地裁の判決が現実的なものと評価される筈と意見を開陳しました。その上で、今回の裁判にかかった弁護士費用を質問したところ、平成30年度ベースでは約1090万円、一審トータルでは、約3000万円になる見通しとの答弁がありました。また、仮に大田区が今回の判決を不服として控訴した場合、高裁の判決が出るまで8か月程かかると予想され、更に弁護士費用が両区に発生することも示されました。当然のことながら、この費用は両区の税金で賄われるもので、これ以上の負担は適切ではないとの理由から、大田区に対して冷静な判断を求めました。

2.地方議会の選挙について
①今春の区議選で選挙ポスターを掲示する公営掲示板に関して、従来の横3段から4段とした結果(候補者数が多く、掲示板を設置するスペースの不足から)、有権者や候補者の陣営からの意見はなかったかとの質問に対し、各陣営から貼り難さや最下段のポスターの汚れの心配等の意見があったとの答弁がありました。
         今回の江東区議選のポスター公営掲示板です。

②私は、公示日の前に、公営掲示板が設置された状況を見て、脚立を使用しても場所によっては掲示板の最上段に貼れない所があると指摘し、これを受けて選管が掲示板を下げた場所もありました。掲示板の設置数は、各投票所の有権者数及び面積によって5~9か所と公選法で決められていますが、都心などスペースが思うように取れない地域は数を減少させることが認められています。従い、次回の統一地方選挙では、選挙の公平性等を鑑み柔軟に対応すべきと選管に要望しました。
③今回の統一地方選挙を含め、被選挙権を持たない候補者が立候補し、開票時に三か月以上その選挙区内に住居を持たない候補者と判明し、得票が全て無効となる事例が多発しています(今年の兵庫県議選、足立区議選、日の出町町議選など)。有権者の貴重な一票が無駄になることを避けるためにも、このような事例を回避するためには、現行の公選法を見直さなければなりません。既に事例のあった自治体から総務省に対して地方分権改革の一環として意見が提出されていますが、本区もこれに追随し、次回選挙までに法整備するよう求めました。
なお、質疑の模様はまもなく「江東区議会インターネット中継」にアップされますので是非ご覧下さい。

2019年9月26日木曜日

中防帰属訴訟、一審判決受け入れへ

 本日、江東区議会は全員協議会を二回開催し、先週20日に示された中央防波堤帰属に係る東京地裁の判決を受け入れることを決定しました。
判決の内容については既にご報告させて頂きましたので、ここでは省略致します。第一回めの全協では、区長を始めとする区幹部職員の前で私は自民党を代表して意見開陳をさせて頂きました。基本的には、判決を真摯に受け止め、控訴はしないということです。ただ、判決の内容については
①一昨年の10月に示された東京都の調停案とは乖離があること。
②本区が長年主張してきた歴史的経緯を地裁判決は考慮に入れていないこと。
に関して遺憾に感じると表明し、しかしながら
①2020オリパラ東京大会の前に、ボート等の試合会場に予定されている当該地区の帰属を決定させるという江東区・大田区双方で交わした約束を果たすこと。
②今後、どちらかが控訴して高裁の場まで結論を先延ばしすることは、区民の血税を無駄にすることに繋がること。
を考慮し、苦渋の決断をするべきとしました。
自民党以外の会派及び無所属議員もこれに同調し、結果として全会一致の形で判決を受け入れるとの結論に至りました。
決算委員会をはさんで、午後3時半から開かれた二回目の全協では、山﨑区長から「議会の決定も尊重し、行政としても一審判決を受け入れたい」旨の発言がありました。
従って、今後は相手方の大田区がどのような決断をするかによって、展開が変わってきますが、控訴期限が10月4日ですので、来週中にも大田区の態度が明らかになると思います。
 私は、二年前、議長の職にあり、当時東京都の調停委員の前で、山﨑区長と共に江東区の主張を展開し、最終的に調停案を受け入れました。いま振り返っても大田区の区長・議長との間で2020東京大会までに決着をつけるとの固い約束を交わしたことを鮮明に覚えております。その意味でも、帰属決定の直接の責任者である東京都(行政)の調停、司法の責任において出された今回の判決を最大限尊重し、賢明な判断を下すよう大田区に求めたいと考えます。

2019年9月20日金曜日

中央防波堤帰属問題に係る第一審判決について

本日午後、江東区と大田区の間で争われている中防埋立地の帰属に係る裁判の第一審判決が東京地裁から示されました。江東区79.3%、大田区20.7%と二年前に東京都から示された調停案 (江東区86.2%、大田区13.8%)とは若干乖離のある内容となりました。地裁は判決理由として、まず昭和61年の最高裁判例を挙げ、まず、江戸時代における関係町村の当該係争地域に対する支配・管理・利用等の状況を調べ、そのおおよその区分線を知る得る場合には、これを基準として境界を確定すべきものと解するのが相当である。(前段)そして、この区分線を知り得ない場合には、①当該係争地域の歴史的沿革に加え、②明治以降における関係町村の行政権行使の実状、③国または都道府県の行政機関の管轄、④住民の社会・経済生活上の便益、⑤地勢状の特性等の自然的条件、⑥地積などを考慮の上、最も衡平妥当な線を見出してこれを境界と定めるのが相当である。(後段)
この中で、前段及び後段の①②③④⑥などの事情は、いずれも直ちに境界を定められるほど決定的な事情とはいえないから、⑤の地勢状の特性に基づき、等距離線を基礎としつつ、これを適宜修正して境界線を確定すべきとの判断を示しました。
そして、この適宜修正の具体的な内容としては、
①中防埋立地その1のふ頭用地とコンテナ関連施設(バンプール及びシャーシープール)は同一区(大田区)に帰属させるべき
②海の森水上競技場は同一区(江東区)に帰属させるべき
という2つの内容に集約されています。
判決後、山﨑区長は記者会見で「議会とも充分協議して今後の対応を決めたい」と発言されましたが、まもなく区議会第3回定例会の決算審査特別委員会が開催予定ですので、私の意見も発信し、行政・議会の協議を進めていきたいと考えております。

2019年7月22日月曜日

参院選、丸川候補がトップ当選。

 21日に投開票された第25回参院選は、自民・公明両党で71議席を獲得、改選議席の半数62は超えましたが、自公と憲法改正に前向きな日本維新の会との「改憲勢力」では、発議に必要な三分の二(164議席)を割り込みました。私の支援した丸川珠代さんは江東区で46、702票、都全体では1、143、458票を獲得し、トップ当選を果たしました。また、比例区で支援した自民党の水口なおとさんは残念ながら落選となりました。ご支援頂きました皆様に心から感謝申し上げます。
 今回私は、丸川珠代陣営の一人として活動を続けてきましたが、組織の中で感じたことは自民党東京都連の議員(国会、都議会、区議会)が皆、来年の東京都知事選挙を想定して選挙運動を展開したということでした。約3年前に小池知事が誕生し、その後2年前の都議選を経て都政は目まぐるしく動いてきました。この間、2020オリパラ東京大会の準備や豊洲市場の開場など都政の重要課題が順調に推移したとは評価しておりません。とりわけ豊洲市場をめぐる問題は、私の地元、江東区との約束(地下鉄8号線の延伸、千客万来施設の開業など)を果たすことなく極めて深刻な状況にあります。私たち自民党は、来年の都知事選挙で小池知事に勝てる対立候補を擁立しなければならない状況にあります。その意味で、丸川候補が前回選挙より8万票余り票を増やし、また武見候補も何とか当選させて頂いたことは、大きな弾みになりました。選挙後、この都知事選の候補者選びが本格的にスタートしますが、私も選考委員会の一員(区議連協会長)として精力的に関わっていきたいと思います。
丸川選挙事務所にて山﨑一輝選対事務局長(都議会議員)と

2019年7月19日金曜日

参院選終盤戦へ

7月4日に公示された第25回参議院選挙は残すところあと2日間となりました。18日は丸川珠代候補が砂町銀座商店街を徒歩遊説しました。さらに19日の朝は候補者不在でしたが、高橋めぐみ元区議と一緒に亀戸駅北口で朝立ちを行いました。皆様の貴重な一票を是非丸川珠代候補に賜りますようお願い申し上げます。               





2019年7月4日木曜日

第25回参議院選挙始まる

 本日参議院選挙が公示され、17日間の選挙戦が始まりました。年金や消費税増税、憲法改正などを争点に論戦が繰り広げられます。私は今日、支援する東京選挙区の丸川珠代候補の第一声に参加し、23区の区議会議員を代表してお訴えをさせて頂きました。丸川候補は3期目の挑戦で、前回選挙では100万票以上の得票でトップ当選し、この6年間で環境相、オリパラ担当相を務めました。来年のオリパラ東京大会を成功に導くためにも丸川候補が勝利することが必要と考えています。来週の水曜日、7月10日午後6時から東陽町の江東区文化センターで丸川候補の個人演説会が予定されております。是非ご来場賜り、同候補の政策、訴えを聴いて頂きたいと思います。
また、比例代表(全国区)では、同じく自民党公認の水口なおと候補を応援させて頂くことになりました。水口候補は小売酒販組合の事務局責任者として長年活動し、改正酒税法等の法改正に尽力された若い新人候補です。私の区内の後援者の皆様を中心に選挙ハガキを郵送させて頂きますので何卒ご支援賜りますようお願い申し上げます。
7月4日公示日、外苑前丸川珠代候補第一声

7月5日、亀戸駅頭にて街頭遊説





2019年6月14日金曜日

区議会第二回定例会で代表質問

 去る12日、区議会第二回定例会で自民党を代表して大綱4点にわたり質問させて頂きましたので、その概要を以下ご報告致します。

1.新しい長期計画について
Q:新しい長期計画は令和2~11年の期間で区の基本的な施策の方向を示すものであるが、現在の進捗状況と今後の予定は?また令和6年、11年時点での計画人口の見通しは?また分野別(現在の長計は5分野)計画、重要課題、重点プロジェクトはどのように考えているのか。
A:本年4月から長期計画策定会議(学識経験者と公募区民で構成)において、骨子案をもとに様々な意見聴取を行っている。今後、7月11日号の区報で素案を周知し、パブコメを実施する。区議会へは12月の全協と来年2月の定例会で意見を伺う予定。計画人口は6年で54万8千人、11年で57万3千人と見込んでいる。分野別には現状と同じく5分野を、重要課題等については検討中だが、当然、地下鉄8号線、千客万来施設等は取り込む予定。また2020オリパラ後のレガシーの活用、超高齢化社会・子育て教育環境・防災対策・公共施設の整備に加え、新庁舎整備に向けた検討も視野に入れている。

2.豊洲市場と地下鉄8号線の延伸、千客万来施設について
Q:昨年10月に豊洲市場が開業したが、前提条件であった8号線の延伸について、今年3月末までに事業スキームを都が示すと約束したにも拘らず、3月の所管委員会で具体的な報告が無かったことは極めて遺憾。今後どのようなスタンスで都に対して要望していくのか?千客万来施設は2023年4月に万葉倶楽部が本格稼働するが、それまで都はどのような賑わい創出事業を考えているのか。また本区の既成市街地から豊洲までのバス路線の充実を引き続き都に求めるべきだが、区独自のコミュニティバスの考えはないか?
A:3月の都の報告は「東京メトロによる上下一体方式・地下鉄補助活用」のみで極めて不十分。財務省の判断も重要だが、都が主体性を発揮して事業化に向け国や東京メトロとの調整を進めることが急務であり、厳しく対処していきたい。千客万来施設については、来年1月末に5街区で場外マルシェ(20店舗以上の飲食・物販が運営)が開業予定。
区内のバス路線は都交通局が担っており、コミュニティバスの新設は慎重にならざるを得ないが、引き続き城東地区と豊洲を結ぶバス路線の充実を都に求めていく。

3.本区の教育課題について
(1)新学習指導要領の英語教育について
Q:来年度から新学習指導要領による小学校での英語教育が始まるが、具体的な中身は?また、教諭に対する研修はどのように行っているのか。
A:本区の英語スタンダードを柱に、3・4年生で外国語活動、5・6年生で「話す・聞く」だけではなく「読む・書く」も含めた外国語科を実施する。青海の「TOKYO GLOBAL GATEWAY]も活用したい。教員への研修は、全小学校の外国語担当教員に文科省の研修を受講した教員が研修を実施している。
(2)小中一貫校に対する評価検証について
Q:昨年開校した有明西学園と開校8年目の有明小中についての評価は?また今後の本区の小中一貫校に対する基本姿勢について問う。
A:有明西学園は、異年齢活動の充実や一部教科担任制の実施など義務教育学校の特性を活かす工夫があるが、校種別の研修への参加や打合せ時間の確保等に課題が見受けられる。有明小中も連携教育の成果が着実に上がっている。小中一貫校への移行は、中高一貫校への進学希望や地域性、立地条件等を考慮しながら進める必要がある。英語教育も含めた小中学校の連携をより深めていきたい。

4.幼児教育・保育の無償化について
Q:平成15~30年の本区の幼児の状況は、0~5歳児全体で約1万人増加し、区立及び私立幼稚園の幼児数は30年で若干増の4400人、保育園に通う幼児は3倍増の15700人となっている。また、今年4月の保育待機児数は国基準で51名で区の保育新設への努力を評価したい。今年10月から原則幼稚園、保育園に通う3~5歳児の保育料はゼロとなるが、負担が生じるケースはあるのか?また保育園における給食の副食部分の負担は?
A:認可外保育施設は国が3万7千円、区が上限1万3千円の範囲で補助し、超過分は利用者負担となるが、新たな負担が生じないよう対応したい。副食部分の負担は検討中。
Q:無償化による区の財政負担はどの位となるのか?また今後の区の区立幼稚園の運営の考え方は?さらに無償化により新たな保育需要が掘り起こされる可能性があるが、区の基本的な方針は。
A:事業費そのものは拡大するが、今回の施策で国が1/2、都が1/4の負担をすることにより負担割合が増え、区の負担は幼稚園で約3億円、認可保育園で約5億円の減と見込まれる。区立幼稚園は来年度から3歳児保育と預かり保育を2園で実施するが、保護者ニーズの変化等を捉えながら運営形態の見直しを図りたい。今後共保育需要を的確に把握してサービスを提供していく。

以上ですが、詳細については、まもなく江東区議会インターネット中継の録画でアップされますので是非そちらをご覧頂きたいと思います。

2019年6月8日土曜日

区議会第二回定例会で代表質問

 来週12日(水)午後1時から選挙後初の本会議(令和元年第二回定例会)で私は自民党を代表して以下の大綱4点について質問致します。

1. 新しい長期計画の策定について
 (1)現在までの進捗状況と今後の予定について
 (2)計画人口について
 (3)分野別計画、重要課題、重点プロジェクトについて
2.豊洲市場と地下鉄8号線、千客万来施設について
 (1)地下鉄8号線の延伸について
 (2)千客万来施設の開業について
 (3)市場へのアクセス向上のための区の姿勢について
3.本区の教育課題について
 (1)新学習指導要領における英語教育について
 (2)小中一貫校の評価検証について
4.幼児教育・保育の無償化施策について
 (1)無償化施策の中身について
 (2)区の財政負担について
 (3)今後の幼稚園・保育園の運営について

以上ですが、区議会インターネット中継が午後1時から予定されておりますので是非ご覧頂きたいと思います。

2019年5月25日土曜日

区議会第1回臨時会が開催されました。

 先月の区議選後、初の本会議が開催され、当選した44名の議員が出席、議長副議長を始めとする新しい議会の構成が決まりました。議長には自民党の米沢和裕議員(江東区では初の親子二代にわたる就任です)、副議長には公明党の佐竹としこ議員が選出されました。私は選挙後初の自民党議員会で幹事長に就任、さらに昨日議会運営委員長に就任しました。
 選挙後の議会構成をどうするか、今月の14日から断続的に各派代表者会を開催して、協議を続けてきましたが、ポイントは副議長ポストでした。従来は話し合いで議会の第一会派から議長、第二会派から副議長を選出しておりましたが、今回、第二会派(11人)が立憲民主党(5人)、国民民主党(2人)、無所属(4人)から構成する形となり、私たちの会派から、多数会派ではなく多数を占める政党から副議長を選ぶべきとの声が強くあがり、結局多数第二党の公明党から副議長を選出する形となりました。ただし、その他の役職に関しては、ドント方式によって常任・特別委員会の正副委員長などを構成することになりました。会派より政党を重視した形で副議長を選びましたが、区民の皆様にも是非ご理解を賜りたいと思っています。
 議会運営委員長はまさに議会運営の要であり、非常に責任の重たい役職でありますが、さらに精進を重ねて職務に励んでいきたいと考えております。

2019年4月22日月曜日

おかげ様で当選させて頂きました。

 本日開票のあった江東区議会議員選挙で8回目の当選を果たすことが出来ました。ご支援頂いた皆様に心から感謝申し上げます。前回選挙より400票余り得票を減らしたことはひとえに私の不徳の致すところであり、今後原点に立ち返り、日々の活動を見つめ直す必要があると痛感しております。ともあれ四年間の信任を頂きましたからには、今まで以上に精進して区政に取り組んでいきたいと考えています。




2019年4月20日土曜日

選挙戦終了しました。

 4月14日に告示された江東区長・江東区議会議員選挙が本日終了しました。7日間の選挙戦でしたが、選対の皆様の本当に親身なご協力で、結果はともかく私にとって悔いのない戦いが出来たと思っています。ご協力賜りました皆様に心から感謝申し上げます。


2019年4月17日水曜日

えのもと雄一個人演説会のお知らせ

 私の選挙の集大成とも言える個人演説会を下記の通り開催させて頂きます。私の政治信条や今後めざすべき施策などを聴いて頂きたいと思います。金曜日のお忙しい時間帯とは存じますが、ぜひご出席賜りますようご案内申し上げます。
 日時:4月19日(金)午後6時30分より
 場所:江東区総合区民センター(西大島交差点)

選挙戦中盤戦

 昨日、今日と良いお天気が続き、私も早朝から夜遅くまで精力的に選挙運動を展開させて頂いております。地域の皆様と一緒に地元をくまなく歩き、政策を訴えていますが、スタッフの皆様には心から感謝、感謝です。






2019年4月15日月曜日

江東区長・区議会議員選挙がスタート

昨日より統一地方選挙後半戦がスタートしました。私は江東区議会議員選挙に8回目の立候補をさせて頂きました。午後12時30分からの出陣式には150名を超える皆様にご参集頂き、多くの激励を頂きました。21日投票日まで有権者の皆様にしっかりと私の政治信条やめざす政策を訴え、支持をお願いしてまいります。



2019年4月12日金曜日

区議会議員選挙・私のめざすもの

 いよいよ統一地方選挙第二弾、江東区長・江東区議会議員選挙の告示が2日後に迫りました。今回はこの選挙で私が有権者に訴えたい政策課題をお知らせしたいと思います。

1.2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の成功とその後のまちづくり
 この大会で江東区内では10会場、20競技の試合が予定されています。大会の主催者は東京都と組織委員会ですが、江東区も試合会場付近の道路の遮熱性舗装や無電柱化、また独自のボランティアを組織して清掃などのお手伝いに参加する予定です。100年に一回か二回のチャンスに、是非大会を成功させ、また大会後はグローバル・スタンダードのまちづくりを進めたいと考えています。

2.子育て・教育環境の整備
 今年の10月から幼児教育の無償化施策が始まります。具体的には区内の3~5歳児の保育料が保護者の収入に関わらず無料になります。保育園のみならず、公私立の幼稚園に通う幼児の保護者に対する負担も軽減する必要があると思います。少子化社会に対応すべく「社会全体で子どもを育てる」という理念を一層定着させる必要があるでしょう。
また、子ども家庭支援センターや江東きっずクラブの充実を図って、より子育てのしやすい環境を作っていきたいと考えます。

3.高齢者・障がい者対策
 区内21か所の長寿サポートセンターの機能を充実させて地域包括ケアシステムの構築を図ります。また懸案事項である障がい者の皆さんに利用して頂く小規模多機能型入所施設の整備を推進します。

4.防災・まちづくり
 想定される大地震や大規模水害に備えて、木造住宅密集地域の不燃化や、大島3丁目市街地再開発を着実に進めて、防災機能の強化、公共施設のさらなる充実、幹線道路の拡幅、西大島駅のバリアフリー化などを図ります。

5.豊洲市場と南北交通・千客万来施設
 昨年10月に開業した豊洲市場ですが、開業前に都と区が約束した3つの約束即ち①土壌汚染の徹底処理②地下鉄8号線の豊洲から住吉までの延伸③千客万来施設の整備を着実に履行するよう今後共都に強く働きかけてまいります。

6.観光・商店街・中小企業対策
 オリパラ東京大会の開催、外国人訪日客の増加に伴い、さらなる観光施策の推進と区内商店街、中小企業に対する支援策の強化に努めます。特に、国のキャッスレス化施策に伴ってその導入には十分な支援が必要であると考えています。

7.環境都市・江東に向けて
 ごみの減量化、リサイクルの推進をさらに徹底し、再生エネルギー設備の充実や積極的な木材の活用を諮り、資源循環型の社会をめざします。

 この他にも様々な分野で課題があります。地元の問題でいえば、上記の大島3丁目市街地再開発に加え、大島1丁目のインディア・スクール(旧三大中跡地)の移転(三年後)に伴って、跡地をどのように活用するのかが大きな課題です。また大島3丁目の二大中は
令和2年度から全面改築の予定です。選挙後に説明会を開催すると聞いておりますが、どのような学校にするのか、地元の皆さんの要望にしっかりと耳を傾けながら積極的に行政と議論を重ねていきたいと考えております。

2019年4月1日月曜日

いよいよ統一地方選、出陣式のご案内

 本日、5月1日からの元号が「令和」に決定しました。そして平成最後の選挙となる統一地方選挙、江東区長・区議会議員選挙が4月14日(日)から始まります。私にとって8回目の選挙ですが、有権者の皆様にしっかりと政策を訴え、戦いを進めていきたいと考えております。
つきましては、告示日の14日の日曜日、午後12時30分から地下鉄都営新宿線西大島駅交差点にある私の事務所で出陣式を行います。休日で誠に恐縮ではございますが、是非お顔出し頂き、ご激励賜りますようお願い申し上げます。
えのもと雄一事務所
所在地:江東区大島3-1-10(旧「鳥長」)
(西大島駅A3出口徒歩1分)
☎番号:03-6802-9120
FAX:03-6802-9121

2019年3月29日金曜日

えのもと雄一事務所開きを開催しました。

昨日、清掃港湾の委員会終了後、地元へ戻り西大島交差点にある旧割烹「鳥長」さんの店舗をお借りした私の事務所のオープニングセレモニーを開催させて頂きました。当地の氏神である香取神社から香取邦彦宮司にお越し頂き、神事を執り行い、お忙しい中駆け付けて頂いた皆様と共に選挙の必勝祈願を行いました。来月14日から始まる区議選では選挙事務所となりますが、お近くにお見えの際は是非お立ち寄り頂き、ご激励賜れば幸いです。
住所:江東区大島3-1-10(地下鉄都営新宿線西大島駅A3出口から徒歩1分)
電話:(6802)9120
FAX:(6802)9121




区議会特別委員会における豊洲市場に関する都からの報告について

 昨日、臨時の清掃港湾臨海部対策特別委員会が開催され、昨年10月に開業した豊洲市場に関し、都と区との間で交わされた豊洲市場開業の前提となる3つの約束事、即ち①土壌汚染の徹底対策②千客万来施設の開業③地下鉄8号線、豊洲~住吉間の延長について、岡安中央卸売市場管理部長や都市整備局の荒井都市基盤部長を始めとする理事者から報告がありました。特に地下鉄8号線の延伸について、昨年6月に都の長谷川副知事が本区を訪れ、「平成30年度中に事業スキームの構築に取り組む」と約束したにも拘わらず、「いつ」「誰が」「どのような形で」といった具体的な事業スキームは示されませんでした。これには多くの委員が遺憾の意を表し、都の姿勢を非難する意見が相次ぎました。都は事業主体について「運行上や整備段階での技術的観点から東京メトロによる整備が合理的であり、メトロや同社の株を五十数%保有する国も理解を示している」と説明しました。しかしながら、東京メトロは既に副都心線を最後に整備主体にはならないことを有価証券報告書で示しており、まずこの調整が必要となります。同時に都は「国からの補助金については地下高速鉄道整備事業費補助(以下地下補)を充てたい」としましたが、これには私から「国は既に震災復興に充てる財源としてメトロ株の売却を2022年度までに行うことを法律で定めている」ことを指摘し、もしメトロ株を売却して上場となれば、上記の地下補は国や都などの公共団体が半分以上の株を持つ事業主体に限り運用されることから、地下補の適用は不可能ではとの質問を行いました。この点について都から明快な答弁は無く非常にストレスの残る質疑になってしまいました。メトロが事業主体となり、地下補を使って事業の推進を図ることを都が示したことは一歩前進と捉えることもできますが、関係先の国(国交省、財務省)や東京メトロの姿勢が不明確な段階では事業スキームの構築が示されたとは言えません。都は引き続き延伸実現に向けて努力する旨を約束しておりますが、今後さらに都に対して、本件履行を強く要求していく所存です。

2019年3月11日月曜日

江東区長・江東区議会議員選挙に向けて

 先週6日の夜、西大島の総合区民センターで私の区政報告を兼ねた決起大会を開催しましたところ、大勢の皆様にご出席を賜り厚く御礼申し上げます。当日皆様から頂きました多くの励ましを受け、私も勇気百倍、しっかりと戦いに臨んでいきたいと考えております。今日は区長・区議選に関して、立候補者説明会の状況も踏まえ現時点での状況をご報告させて頂きます。
1.江東区長選挙
説明会には、現職の山﨑区長と無所属の方が3名出席され、うち2名の方は情報の非公開を希望されています。これまで共産党推薦の候補者が出馬されていましたが、今回の候補者は未だ決まっていないようです。

2.江東区議会議員選挙
説明会には、58名の方が出席され、更に2名が立候補を表明されたそうですが(うち3名の方が情報非公開希望)判明している57名の方の党派別内訳は下記の通りです。
〇自由民主党 16名(現14・元1・新1)
〇公明党    9名(現7・元1・新1)
〇日本共産党  8名(現5・新3)
〇立憲民主党  5名(現2・元2・新1)
〇国民民主党  2名(現2)
〇あたらしい党 1名(現1)
〇日本維新の会 1名(新1)
〇生活者ネット 1名(新1)
〇自由を守る会 1名(新1)
〇幸福実現党  1名(新1)
〇無所属   12名(現7・元1・新4)
以上ですが、定数44議席をめぐって前回同様60名前後の候補者が争う選挙となる見込みです。さらにこれは決起大会の際も申し上げましたが、前回平成27年4月の選挙に比べて有権者数が江東区全体で約29,000票増えており、前回の当選ライン2,560票が恐らく二百票前後上がると思われ激戦が予想されます。私にとって8回目の選挙ですが、決して楽な戦いではありません。
皆様方のご支援を宜しくお願い申し上げます。

3月6日決起大会の模様です。

2019年2月24日日曜日

予算委員会で総括質問

先週の22日、平成31年度予算審査特別委員会で総括質問を行いましたので、以下その要旨をご報告させて頂きます。

質問前に、区長から20日に発信されたJアラートの試験において、発信するはずのなかったエリアメール(緊急速報メール)が発信されてしまったことにつきお詫びがあった。
この点、私から直後に江東区のホームページにアクセスしたが、「Bad Gateway」の表示が出て、アクセス出来なかったことを指摘。改善が必要であることを指摘させて頂いた。

1.長期計画10年間の評価について
 Q:平成22年度から始まった現在の長期計画は31年度でちょうど10年を迎えるが、区長ご自身の自己評価は?
 A:ハード・ソフト両面にわたって様々な取り組み(豊洲病院、シビックセンター、特養、保育所の整備等)を行ってきたが、スピード感をもって対応できたと思う。ただ豊洲市場の千客万来施設、8号線延伸などまだまだ課題も残っている。
 Q:どのような思い、考え方で予算編成を行ったのか?
 A:10年後に成人となる今の子どもたちが「江東区に住んでいて良かった」と思ってもらえるように、さらに区民が参加できる仕組みを多くの分野でとの思いを込めた(以上、区長答弁)。

2.財政運営について
 Q:この1年間で人口は約5000人増えたが、一方で0~5歳児は200人減少した。この事実を区はどう捉えているのか?
 A:ワンルームマンション建設の増加等の要因があげられると思う。
 Q:今年度予算の最大の特徴は、区税と特別区交付金併せて前年度比88億円も増加したこと。この流れは今後共続くと考えているか?
 A:納税義務者数の増加や都の調整三税の増加傾向は続いているが、中長期的には楽観視は出来ない。安定的な財源確保が重要。
 Q:31年度末には基金(貯金)と区債(借金)残高の差が1000億円を超えると思うが、後年度負担の考え方から区債を増やすべきでは?
 A:財政力の弱い自治体優先ということで、国から区債の引受が圧縮される傾向にあり、民間資金の活用も利率、借入期間の問題がある。

3.次期(平成32~41年度)長期計画について
 Q:策定にあったて今後のスケジュールは?
 A:7~8月にパブリックコメントを実施し、12月頃素案の提示、来年2月に最終案確定の予定である。
 Q:長計の中身として公共施設の改築は最重要。庁舎改築は盛り込むのか?
 A:分野別計画の方針や重点プロジェクト等の中で示したい。
 Q:区立小中学校の改築は現在2年に1校、大規模改修が1年に1校のペース。これは仮校舎が2校しかない現状からだが、ペースを上げるため新たな用地取得が必要では?
 A:長計の策定作業の中で検討したい。

4.10月からの幼児教育無償化について
 Q:保育園に通う3~5歳児の保育料が原則無料になるが、初年度国が負担する額はどの程度か?
 A:認可と無認可併せて半年で12億円程度と思われる。
 Q:32年度からの国、都、区の負担割合は?
 A:細部まで決定していないが、概ね国が1/2、都と区がそれぞれ1/4の予定。
 Q:区立・私立幼稚園の保護者負担軽減にも相応の配慮が必要では?
 A:格差が生じないよう施策を講じていく。

5.区立小中学校の体育館の冷暖房化について
 Q:中学校は8月まで、小学校は来年2月までには全校整備するとのことだが、業者選定、工事期間等問題は無いのか?
 A:工事期間は1校当たり2~3週間となるが、万全を期していく。

6.中央防波堤について
 Q:大田区との帰属問題について、地裁の判断は何時ごろになるのか?
 A:まもなく口頭弁論の最終段階となり、5月以降に示されると予測している。
 Q:最終処分場について、私が初当選した平成3年頃は可燃ごみの全量焼却のため清掃工場未設置区に清掃工場の建設を要請していた。当時はあと30年しか処分場はもたないととされていた。その後、全量焼却が実現し、サーマルリサイクルの実施や、焼却灰のスラグ化・セメント原料化が進んだ。現在の状況は?
 A:平成29年度の埋立量は34万トンで、ピーク時(平成元年)240万トンと比べ86%減少した。現在ではあと50年は耐用可能とされているが、セメントの原料化等をさらに進め更なる延命策を講じていく。

以上ですが、詳細につきましては来月上旬に区議会のインターネット中継でも録画がアップされますので是非ご覧下さい。





2019年2月15日金曜日

お知らせ

1.予算委員会で総括質問
 江東区議会平成31年第一回定例会がまもなく始まりますが、私は平成31年度予算案に関する特別委員会で自民党会派を代表して総括質問をさせて頂く予定です。区の今後の財政運営、新長期計画の展望、今年からスタートする幼児教育の無償化等につき下記の時間帯で行いますが、区議会インターネット中継で放送されますので、お時間ある方は是非ご覧になって頂きたいと思います。
日時:平成31年2月22日(金)午前10時15分頃から約40分間

2.榎本雄一決起大会を開催
 来る3月6日(水)午後6時30分より西大島の総合区民センター2階レクホールにて私の区政報告を兼ねた決起大会を開催致します。毎年恒例で四月に開催させて頂いている区政報告会を、今年は選挙がある関係で若干前倒しで行います。受付で当日券(お一人三千円)も販売しておりますので、是非ご参加をお待ちしております。
お問い合わせは榎本事務所(☎5606-0761)まで。

2019年1月26日土曜日

豊洲市場を視察

 昨日、区議会の清掃港湾臨海部対策特別委員会が開かれ、昨年10月11日に開場した豊洲市場を視察しました。開場前には、地下水ピット内も含め何度か視察したことのある新市場ですが、開場後、一般客も訪れるなか初めての視察となりました。
豊洲市場は主に管理施設棟、5街区(青果棟)、6街区(水産卸売場棟)、7街区(水産仲卸棟)、千客万来施設用地二か所から成り、昨日はその全てを歩いて廻りました。市場を訪れる観光客にとっては、見学コースを示すサイン等も分かり易く、また街区と街区を結ぶ連絡橋も良く整備されています。しかし、毎日利用するプロの皆さん(寿司屋や魚屋さん)からは築地の時に比べて仲卸棟、青果棟の間が遠く不便だとの声も聞かれます。
一般客が利用できる店舗は主に水産仲卸棟の3階及び4階にあり、3階は海苔、乾物、包丁・刃物などの食品関連用品などの店舗が、また4階には寿司や和洋食などを楽しめる店舗があります。しかし、食事のできる店舗はお昼前にもかかわらず、どこの店も長蛇の列で1時間近くも待たされるお店もあるようです。一般客が多く利用する土曜日曜には千客万来施設用地で暫定的に食事を楽しむことができるマルシェが開設される予定ですが、まだまだ足りないというのが実感です。一日も早く先客万来施設のオープンが望まれます。

           6街区屋上の緑化広場にて

千客万来施設用地(背後は豊洲大橋)

水産卸売場1階の様子

既に土曜日限定で開催されている土曜マルシェ会場


2019年1月19日土曜日

母校早稲田大学で講義

 今年も早稲田大学日本語教育研究科の宮崎里司教授のお招きで、昨日、佐藤篤墨田区議と共に学生に対する講義をさせて頂きました。今回は、佐藤区議が下町墨田区の防災対策、私は豊洲市場と2020オリンピック・パラリンピック東京大会についてをテーマに、法学部8号館412教室で行ないました。佐藤区議の防災のお話は同じ江東ゼロメートル地帯に住む私にとっても大変重要な課題であり、とりわけ荒川上流堤防決壊による浸水時の対応は昨年、東京都が広域的な被害想定を公表したこともあって、私たち下町選出の議員にとっては最優先で取り組むべき課題でもあります。
 また、私の豊洲市場やオリパラに関する講義では、学生から様々な質問や意見を頂き、単に施設に留まらず、地下鉄8号線延伸等の課題についても参考になる意見を聞くことができました。受講された学生の皆さんには心から感謝致します。尚、授業時間は3時間近くありましたが、時間内で出来なかった質問や意見等ありましたら、遠慮なく下記私のアドレスまでお寄せ頂ければ幸いです。
E-mail:3938@kyf.biglobe.ne.jp




2019年1月11日金曜日

平成31年の新春を迎えて

 皆様にはお元気で平成31年の新春を迎えられたことお慶び申し上げます。
さて、年が変わり私も自身のオフィシャルサイト(http://www.enomoto-y.net)をリニューアルさせて頂きました。今年は四年に一度の統一地方選挙の年、また十二年に一度、つまり亥年は参議院選挙も予定されています。2020オリンピック・パラリンピック東京大会を翌年に控え、その準備や豊洲市場開業後の対応、中央防波堤の帰属問題の決着等々課題の多い年になりますが、皆様の引き続きのご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。