今月20日(水)に私は国交省関東地方整備局の荒川下流河川事務所(北区志茂5丁目)を訪問し、今回の台風19号に関し、上陸前後の状況や事務所職員の皆さんが必死に荒川と隅田川の氾濫を防いだ状況等を調査させて頂きました。初めに事務所に隣接した「荒川知水資料館」を見学し、事務所長から明治時代以降の国の首都圏に於ける治水対策について説明を受けました。江戸時代に東京湾に流れ込んでいた隅田川(大川)を荒川放水路と分岐させることによって、洪水を防いだ施策について当時の貴重な写真や地図を使って説明して頂きました。今回の台風のように広大な荒川上流地域に多くの降水量があった際の河川事務所の対応は、まさに百年以上にわたる人と自然の攻防の末に導かれた手法によるものだと実感しました。来週27日から区議会第四回定例会が始まり、初日の本会議で、台風19号への区の対応等に関する一般質問を行いますので(午後4時40分頃からスタートします)、ぜひインターネット中継でご覧になって頂きたいと思います。質問の後で今回の視察の詳細の報告をしたいと考えております。
私の後方に写っているのが、岩淵水門と呼ばれているもので、今回の台風19号上陸の際、河川事務所の判断で閉鎖し、隅田川に流れ込む大量の雨水をせき止め、結果的に隅田川の氾濫を防いだと言われています。
10月12日20時50分に岩淵水門の水位がA.P.4mに達したため、上記写真の通り水門を閉鎖しました。この写真は翌日早朝のものですが、水門手前とその先では約5.5mの水位の差があります(水の色が違っているのが良く分かると思います)。この先が隅田川に繋がり、奥の川が荒川(荒川放水路)に繋がっています。
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