2013年12月2日月曜日

早稲田大学で授業

 先週29日の金曜日、私は母校早稲田大学の「すみだ学」という授業で講師を務め、「ウォーターフロント開発と2020東京五輪~江東区のビジョン」という課題で現役学生の皆さんにお話しをさせて頂きました。
これまで地元の小学校で3~40分の授業を担当させて頂いたことはありますが、大学の授業、しかも90分という長丁場は初めての経験で大変緊張しましたが、担当教授である宮崎里司先生のフォローもあり、何とかこなすことができました。この「すみだ学」は、墨田区と早稲田大学の産学官連携事業の一つで、オープンカレッジ寄付講座として設けられている授業です。講義の概要とポイントにつき以下ご報告させて頂きます。
1.江東区の概要
全国で1、700以上の市区町村があるが、過去20年で人口が10万人以上増え た江東区のような自治体は数少ない筈。2020年の五輪開催が決まり、地域の更なる活性化が期待される。
2.五輪開催の概要
オリンピックで28競技のうち15競技が区内で開催予定。大会の施設のほか、これまでの23区のゴミ問題や中央防波堤地域の帰属問題を説明。また、国立競技場の建て替え問題も提起した。
3.五輪を見据えた江東区のビジョン
ユニバーサルデザインに基づく施設整備やまちづくりの重要性を指摘し、今後の観光施策の重要性を説明する。
4.観光施策Ⅰ・水陸両用バス
今年3月スタートした水陸両用バス事業を紹介。バスのスロープやコース増設の必要性を指摘。関連して荒川ロックゲートなどの区内の水防施設を説明した。
5.観光施策Ⅱ・臨海副都心
都が計画している新客船ターミナル(青海)とレインボーブリッジ、ゲートブリッジ、羽田空港との関連を説明した。さらにこの事業がカジノ構想に繋がり、既にフジ産経グループ、三井不動産などが進めているカジノを含めた統合型リゾート開発計画を紹介。
6.観光施策Ⅲ・豊洲新市場
これまでの築地移転の経緯を説明し、現況を報告。さらに豊洲~住吉を結ぶ地下鉄8号線延伸の重要性を強調。

最後に、前回1964年の東京五輪や二度の冬季五輪で得た教訓を生かし、五輪開催後も見据えた施設整備や江東区の開発を考える必要性を示し、更に東京五輪成功に向け若い世代の皆さんの協力をお願いしました。
その後質疑応答に移りましたが、聴講生から江東区のLRT事業や近隣区との連携など鋭い質問が相次ぎ、今の学生さんのレベルの高さ、学問に対する真摯な態度に接することができました。
結びにこのような機会を与えて頂いた墨田稲門会の山口会長さん、並びにに早稲田大学の宮崎里司先生に心から感謝申し上げます。

  
  

2013年11月13日水曜日

都に地下鉄8号線延伸の早期着工を要請

一昨日、私は江東区議会正副議長や各会派幹事長と共に地下鉄8号線豊洲~住吉間延伸の早期着工を要請すべく東京都庁に藤井寛行東京都技監を訪ねました。

従来より区内の南北交通の整備は、本区にとって最重要課題であり、今年9月に2020年の五輪開催が決定したこともあり、その必要性が一段と高まっています。
藤井技監との会談は30分程度でしたが、星野議長から要望書を手渡し、堀川自民党幹事長からは東西線・総武線の混雑緩和につながること、高村公明党幹事長から五輪開催のため必要不可欠な事業であることを訴え、何としても五輪開催までに
8号線の延伸が実現するよう協力を要請しました。

そして区議会清掃港湾臨海部対策特別委員長の立場で出席した私からは、「平成23年7月に都が江東区に対し正式に築地の豊洲移転の了承を求めてきた際、当時の佐藤広副知事から、8号線の延伸は豊洲新市場にとっても是非とも必要な
ものであり、国や交通事業者の理解、協力等解決すべき課題があるが、実現に向けて最大限の努力を傾注するとの重い発言が示された。その後、土壌改良工事の延長等の報告はあったが、交通問題については全く進展がない。豊洲新市場が平成27年度中にも開業が予定されていることからも、都はこの8号線延伸のための具体的な対応を速やかにとるべきである。従い、いま佳境に入っている26年度予算編成のなかで、8号線延伸着工に係る調査費を是非計上してもらいたい。」と強く要望しました。

藤井技監から「引き続き最大限の努力をしていく」との発言がありましたが、残念ながらそれ以上の回答はありませんでした。東京五輪開催まであと7年弱の時間がありますが、豊洲~住吉間5.1kmの建設にとって現状は非常に厳しいと言わざるを得ません。しかし、上記の様な理由から本区にとっては最重要課題であることに変わりなく、今後とも粘り強く東京都や国交省、東京メトロ㈱等に働きかけていきたいと考えております。

2013年10月5日土曜日

25年度補正予算、24年度決算委員会で質問(その2)

平成24年度決算委員会質問要旨

1.難病患者に対するケアについて
(質)今年4月に「障害者自立支援法」が「障害者総合支援法」 に改正され、障害者の定義に新たに難病患者が追加された。これまでも難病患者の皆さんには、ホームヘルパー派遣や日常生活用具の給付事業、福祉手当の支給などの施策があるが、新たなサービスを受けられる状況になった。しかし、従来のサービスに対する利用
も予測がつきにくい(予算の執行率も低い)上に、福祉手当の支給も申請時に周知が徹底していないのでは?

(答)難病患者には申請時以降、手当の支給については最低でも2回は説明をしている筈だが、今後更に周知を徹底していきたい。

(要望)難病患者は1,618人と増えている(福祉手当受給実績ベース)。法改正もあり難病患者の法的な立場も確立したので、手当の周知を徹底することまた、保健所窓口での対応を改善すること、保健所と区役所との連携を強化することを強く要望する。

2.飼い主のいない猫の去勢、不妊手術に対する助成について
(質)平成21年度から再開された助成制度で、当初は年間550万円の予算。24年度から500万円に減額。24年度決算では事業内流用もあって537万円、執行率100%とあるが、この背景は?また、この施策の効果は?
   
(答)当初見込みより申請が増え、12月で申請受付を打ち切った。助成事業が徐々に認知され需要が増えたとみている。また猫の苦情件数や致死処分数は従来より減少している。

(要望)動物愛護団体やボランティアの皆さんは大変な苦労をして野良猫を保護している。他の都道府県や市町村と比較しても本区の助成制度は充実していると思うが、知恵を絞ってより公平で効果的な施策として欲しい。
  
 

25年度補正予算、24年度決算委員会で質問

9月30日に補正予算、10月1日から始まった決算委員会で質問をしましたので要旨を以下ご報告させて頂きます(決算の質問は別掲)。

25年度補正予算(第二号)総括質問
1.財政運営について
(質)人口増、税制改正、景気の回復等で25年度の区民税、都からの補助金である財調交付金が伸びると思われるがどうか。また、基金と区債残高の25年度末の見込みは?
(答)区民税、交付金ともに一定の伸びを見込んでいる。基金と区債の差は圧縮するが、25年度末で約290億、26年度末で約90億基金がプラスと考えている。

2.2020年夏季五輪東京開催について
(質)五輪開催は本区にとって「負」の部分もある。馬術会場として予定されている夢の島競技場、野球場は一定期間使用不能となる。この対策は?
(答)代替施設を都に対して強く要望していく。

(質)今後予想される行政需要に対し、財源として従来の基金を充てるのかあるいは新規に五輪の準備のための基金を作るのか?
(答)当面は一般財源で、財源確保が必要になってきた場合はその時に判断したい。

3.南部地域の収容対策(小学校など)について
(質)五輪開催決定と同時に南部地域のマンションに注目が集まっている。特に有明北地区では平成27~30年で現時点でも2、350戸のマンション建設が予定されている。また先日3.6haの土地を流通系業者が落札したが、住宅系に転じる可能性も十分にある。区は30年度に有明第二小中学校の開校を計画しているが収容対策として充分なのか?
(答)当面は対応できると考えているが、不測の事態も考慮し状況を慎重に注視していく。
 

2013年9月12日木曜日

2020夏季五輪江東区内の競技施設

 先日の東京開催決定以降、マスコミもその快挙を報じてオリンピック・パラリンピックに対する世間の関心が高まっています。私も区民の皆様から「江東区内ではどんな競技がどこで行われるの」とよく聞かれます。そこで今日は立候補ファイルに示されている区内の競技会場についてご報告させて頂きます。現在予定されている28競技のうち15競技が区内(帰属未定の海の森を含む)で開催されます。

競技種目          会場        建設状況    総座席数

①アーチェリー      夢の島公園      新設       7,000
②水泳※1    辰巳アクアティクスセンター 新設      20,000
③バトミントン  夢の島ユースプラザA     新設      7,000
④バスケット   夢の島ユースプラザB    新設      18,000
⑤カヌー(スプリント) 海の森水上競技場   新設      24,000
⑥自転車(トラック) 有明ベロドーム      仮設       5,000
    (マウンテンバイク) 海の森       仮設      25,000
    (BMX)   有明BMXコース      仮設        5,000
⑦馬術(障害、馬場) 夢の島競技場      既存      14,000
   (クロスカントリー) 海の森         仮設      20,000
⑧フェンシング  東京ビックサイト・ホールB 既存       8,000
⑨体操       有明体操競技場       仮設      12,000
⑩ボート      海の森水上競技場      新設      24,000
⑪セーリング   若洲オリンピックマリーナ  新設       5,000
⑫テコンドー   東京ビックサイト・ホールB  既存       9,000
⑬テニス     有明テニスの森       既存(改修)   20,500 
⑭バレーボール 有明アリーナ          新設      15,000 
⑮レスリング   東京ビックサイト・ホールA  既存      10,000

※1=競泳、シンクロ、飛込み。 水球はウォーターポロアリーナにて開催

以上、7年後の開催に向け今後、施設整備が進められますが、工事等に際して東京都と十分協議をする必要があると思います。
    

2013年9月8日日曜日

2020年夏季五輪東京に決定

 皆様、長い間東京五輪招致を応援して頂いて本当に有難うございました。決定の瞬間、私は東陽町の江東区文化センターで山﨑区長や招致議連の堀川会長、星野議長を始め、区議会、区幹部職員、招致活動にご協力頂いた区民の皆様と一緒にパブリック・ビューを見ていました。また、ブエノスアイレスに応援に行っていた山﨑一輝都議からは頻繁に携帯に電話がかかり、現地の様子をつぶさに知らせてくれました。日本中がまさに大騒ぎとなっていますが、2020年に向けてこれから課題も多いなと気を引き締めているところです。

1. 日本全体でみればプレゼンで安倍総理も仰っていた福島第一原発事故の処理を始めとする東日本大震災からの復興が重要です。7年後、世界中から多くのアスリートや観戦者がお見えになることももちろんですが、やはり現時点で一番の政治課題であり何より被災地の皆さんにも十分理解して頂ける五輪開催でなければならないからです。

2. また江東区としては15種目もの競技が区内で開催されるわけであり、施設やインフレの整備をしっかりと進めること、とりわけ地下鉄8号線の延伸は最重要課題だと認識しています。またそのことが区民生活の向上にも必ず繋がると確信しています。開催決定後すぐの区長の記者会見での発言もがありましたが、施設整備にあたり、例えば環境アセスを従来以上に効率的に進めなければならないといった課題もあると思います。

いずれにせよ、ここがゴールではありません。現在、そして未来のこども達のためにも、また被災地の皆さんのためにも、これからがスタートであると認識しています。区民の皆様のあたたかいご理解とご協力を心からお願い申し上げます。


2013年7月22日月曜日

参院選自公圧勝で終わる

 21日に投票が行われた参議院選挙は与党自民・公明の圧勝に終わりました。私が応援した東京選挙区の丸川珠代候補も100万票を超える得票でトップ当選を果たしました。支援して頂いた皆様に心から感謝申し上げます。選挙戦を通じて感じたことを2~3お話ししたいと思います。

1.続く自民党へのフォローの風
昨年12月の総選挙から自民党に対する有権者の期待を感じていました。今回も17日間の選挙戦で2~3度、自民党の宣伝車に乗り区内を遊説しましたが反応は良く、思えばこの風は私の前回の選挙(平成23年4月の統一地方選挙)から吹いていたと思います。これは当時の民主党政権への国民の不満、失望が芽生えた時期と軌を一にします。先の都議選の際も候補者と遊説に廻ると有権者の皆様の期待感を肌で感じていました。

2.無所属山本太郎氏の当選
激戦の東京選挙区で、政党に属さず大きな組織も持たない山本氏が当選しました。 実は公示されて以降、私は山本氏の強さを何度か体験しています。。公示日、私は自民党の二人の候補者のポスターを地元大島3丁目の公営掲示板に貼る作業をしていましたが、どの候補者よりも早く山本氏のポスターの方が貼られており、組織を持たない山本氏が何故?と思いました。後から熱心なボランティアの方が作業していたそうで、山本氏の底力を感じました。また亀戸駅頭での同氏の街頭遊説では多くの聴衆が集まって(他の陣営では動員するのが一般的)握手を求めていました。今回、与党が圧勝しましたが、政権与党に対する批判票が同氏に集まったこと、また「反原発」を明確に打ち出し分かり易い政策を訴えたことも勝因の一つと思われます。

3.安倍政権への期待
デフレ脱却等経済政策を前面に展開した安倍総理ですが、消費税導入、社会保障制度改革、憲法改正、TPP参加等々解決すべき課題は山積しています。前述した通り確かに国民は自公政権にとりあえず期待した形になりましたが、まさにこれからが正念場。次に予想される選挙は私たちが洗礼を受ける2015年春の統一地方選挙になると思われますので、私もしっかりと職責を果たしていきたいと思っております。
 
 
  
  

2013年7月5日金曜日

第23回参議院選挙が公示

 昨日、参議院選挙が公示され17日間の選挙戦がスタートしました。東京選挙区の主な立候補者は下記の通りです。(届け出順、敬称略)

大河原雅子(無現) 60歳    東京生活者ネット代表委員
中松義郎 (無新) 85歳    発明家
丸子安子 (みどり新) 45歳  服飾デザイナー
山口那津男(公現) 61歳    公明党代表、弁護士      
武見敬三 (自現) 61歳    東海大教授、元厚労副大臣
小倉 淳 (維新) 55歳    日本テレビアナウンサー
丸川珠代 (自現) 42歳    元テレビ朝日アナウンサー
吉良佳子 (共新) 30歳    共産党都雇用就活対策室長
桐島ローランド(みんな新) 45歳  写真家
鈴木 寛 (民現) 49歳     元文科副大臣、元通産省職員
山本太郎 (無新) 38歳    俳優、新党今はひとり代表


定数5名のところに20名の立候補者がありました。私は6年前の参議院選挙の際、自民党の丸川珠代さんを応援しました。彼女は東大経済学部卒、元テレビ朝日のアナウンサーでまさに才色兼備の女性です。この6年で厚労政務官を務めるかたわら
実生活でも妊娠、出産、子育てを経験され、生活者目線で政治を語れる人だと思います。今朝も午前7時半から亀戸での駅頭立ちをお手伝いし、宣車で区内を廻りました。
現在の政界はいわゆる衆参のねじれ現象があり、なかなか法案の審議が進まず「決められない政治」がはびこる中、参議院無用論まで囁かれています。しかし、昔から良識の府と言われ、熾烈な権力闘争とは一線を引いた形で、任期の6年間じっくりと政策立案に関っていく政治家の存在は必要であり、彼女はまさにそれにピタリと当てはまる候補者だと確信を持っています。
以前、私は参議院選挙で元体操選手の小野清子氏を応援していました。小野元議員も男女共同参画や家庭内DVに係る法律の整備等に尽力されましたが、丸川候補にも同じような活躍を期待しています。
公職選挙法が改正され、今回の選挙からこのブログを使った選挙活動が可能となりました。有権者の皆様にぜひ丸川珠代候補の公報や政見放送をご覧頂き、ご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。

 

2013年6月24日月曜日

自民全員当選、都議選終わる

 昨日投開票のあった都議会議員選挙は自公圧勝、民主惨敗、共産躍進の結果となりました。江東区では山﨑一輝氏がトップで2回目の当選を果たしました。ご支援頂いた皆様に心から感謝申し上げます。

江東区都議選開票結果(選管確定)
山崎 一輝(自現) 53,676票 当選
木内 良明(公現) 30,262票 当選
野上 幸絵(み現) 28,267票 当選
畔上三和子(共現) 25,918票 当選
川北 直人(維新) 20,273票 次点
大沢 昇 (民現) 18,295票

9日間の戦いで、私も候補者と一緒に街頭や駅頭で遊説を行いましたが、4年前の都議選と比べて極めて反応が良く、ある程度予測できた結果となりました。逆に川北、大沢両氏は若いしかも実績のある候補者ですが、いわゆる無党派層を掴みきれなかったことが敗因と思われます。野上氏は練馬区からのお国替えの候補者で、約一か月前に出馬が決定し知名度不足が懸念されていましたが、柿沢未途代議士の妻ということが選挙戦を通じて浸透し、3位当選を勝ち取りました。畔上氏は、私も議論を交えた一期先輩の区議でしたが、反自民・反体制の受け皿として評価されたものと考えます。
以前にもお話ししたように、いま江東区は都政と密接に関係のある築地の豊洲移転、地下鉄8号線の延伸、2020年五輪招致、防災対策などの課題が山積しています。山﨑都議始め4人の皆さんの今後の活躍に期待したいと思います。また、自民好調の流れを来月行われる参議院選挙にも繋げ、武見、丸川両候補の勝利に結びつけていきたいと考えておりますので、皆様の引き続いてのご理解とご支援を宜しくお願い申し上げます。

2013年6月13日木曜日

平成25年第2回定例会で一般質問

 昨日開かれた本会議で、本区の保育行政及び観光行政について一般質問を行ないました。要旨は以下の通りです。

1.本区の保育行政について(山﨑区長答弁)
Q:本区の今年4月の待機児童数は過去最多の416人となったが、この要因は?
A:予想以上に保育需要が高まったこと、施設整備のための土地不足及び横浜市の大量の保育園建設で保育士不足の状態となった等が主な要因。

Q:待機児童の定義が各自治体でバラバラ。若い保護者の居住地の選択という観点から、少なくとも23区で統一すべき。
A:区長会等で提案していく。

Q:待機児童解消のための施策に係る基本的な方針は?
A:これまで認可に比べ設置基準が緩い認証保育所を中心に整備してきたが、これまで以上に、私立の認可保育所の整備を積極的に行ないたい。

Q:現在、区が調査研究している「保育送迎ステーション」について、開設時期のメドは?
A:様々な課題があるが、来年度の早い段階での開設を目指したい。

Q:都独自の設置基準をもとに設立する認証保育所について、保護者と事業者の直接契約のため、保育難易度の高い子どもの優先性がない。事業者への指導をもっと徹底しては?
A:認証にも一定の補助金を出していることもあり、今後待機児童解消に向けて入所方法の検討を周知していく。

Q:2015年度から新たな子育て制度が始まるが、今後の区の基本的な方針は?
A:「江東区子ども・子育て会議」を設置して、国の方針が明確になり次第、保育ニーズの調査に着手、新しい制度の枠組みを見据えながら、適切な整備計画を策定したい。

2.本区の観光行政について(地域振興部長答弁)
Q:三月に開業した川の駅、亀戸梅屋敷、水陸両用バスの状況は?
A:二つの施設は順調に運営されており、水陸両用バスの乗車率は70%と好調である。

Q:荒川ロックゲート通過の対応策や更なる(バスが河川等に出入りする)スロープの建設を事業者とも検討すべき。
A:より多くの方に利用してもらうために、事業者がロックゲートを活用した航路をさらに検討中。区としても乗船場の一般開放等、舟運観光の促進に努めていきたい。東京都は豊洲と臨海部でスロープ整備の調査設計を行なうと聞いている。

Q:江東区観光協会の運営方針は?
A:従来からある亀戸・深川両観光協会の活動支援、全区的・統一的な観光事業を行ない、臨海副都心やゲートブリッジ周辺の湾岸地区など他地域での展開も図りたい。

以上、長くなりましたが保育も観光も区の重要課題であります。今後とも様々な場面で提言して参りますが、是非皆様のご意見もお寄せ下さい。

 
   
   


2013年6月10日月曜日

東京都議会議員選挙14日スタート

 今年最初の政治決戦、都議会議員選挙が今月14日に告示され
9日間の選挙戦がスタートします。現時点で以下の方々の立候補
が予定されています(敬称略)。

 大沢 昇(民主現)
 山﨑 一輝(自民現)
 木内 良明(公明現)
 畔上 三和子(共産現)
 野上 幸絵(みんな現)
 川北 直人(維新新)

定数は4名で、現職が5名ですが、これはみんなの野上さんは
これまで練馬区選出の都議会議員を務めてた関係です。私たち
自民党は、山﨑さん1名の公認ですが、実は先週までもう一人
擁立する動きがありました。これは参議院選にも出馬を取沙汰
された芸能人の方でしたが最終的に断念されたと聞いております。
いま江東区は、築地の豊洲移転、地下鉄8号線の豊洲~住吉の
延伸、2020年の五輪招致など都政に関する課題が山積しており、
私たち自民党もしっかりと代表を送り込まなければいけないと強く
感じています。
これから23日の投票日までしっかりと山﨑候補を応援していきた
いと考えておりますので、皆様のご支援を宜しくお願い致します。

 

2013年2月28日木曜日

平成25年度予算委員会で総括質問

 昨日から江東区議会で平成25年度の予算委員会が始まり、私は
トップバッターで総括質問を行ないました。要旨は以下の通りです。

1.本区の財政運営と長期計画について
 
 ☆本区の25年度予算は、一般会計で前年当初比2.2%増の約
  1650億円。最大の特徴であり、また評価すべき点は当初予定
  していた区債発行を約50億円抑えられたことにある。これは24
  年度の最終補正で区民税14億、特別区交付金50億が増収になった
  ことが要因として大きい。この傾向は25年度も続くと見て良いか。
(答弁・一部区長答弁)
  単年度で見ればこの傾向は続くが、中長期的には経済変動により
  変わると考える。また、25,26年度で豊洲の新病院やシビック・
  センター、豊洲西小の建設が竣工しても26年度末に基金がまだ
  区債残高を94億程上回る見込み。

 ☆平成27~31年度の後期計画はいつ議会に示すのか。
(答弁)
  平成26年度後半に予定している。

 ☆なるべく早めに提示するよう要望する。その後期計画では、①公共
  施設の新築、改築②生活保護費③保育費④介護給付費の伸びを
  どのくらいと見ているのか。
(答弁)②④は2~3%の伸び、③は需要増でそれ以上伸びるかも。

2.本区の保育行政について

☆24年度当初の新定義での待機児数は253人だったが、25年度の
 見込みは。また地域的な偏在があるのか。
(答弁)
 24年度新設計画が6割にとどまり、増えると予測している。地域的には
 豊洲、亀戸地区が増えている。

☆25年度は新規に認可3園、認証10園を計画しているが達成できるか。
  また、新規事業として「保育送迎ステーション」を予定しているが、
  問題点は。
(答弁)
  概ね達成できる見込み。送迎先の認可・認証の受入れと保護者の
  要望をいかにマッチングさせるかが大きな課題。

3.中央防波堤内外埋立地の帰属問題について

☆内側にある2つのPCB処理施設についていつまで稼働する見込みと
 とらえているのか。また外側の新海面処分場はいつごろ埋立竣工と
 考えているか。
(答弁)
 平成32~35年くらいまでと聞いている。またゴミの処分場は少なく
 ともあと50年はもつと考えられる。

☆内側と外側とでは状況が全く異なり、一体で帰属を議論するのは無理
 がある。とりあえず内側のみ江東区の帰属であると、大田区や都に、
 またPCBの関連で環境省にも強く訴えるべきではないのか。
(区長答弁)
 本来、内側が竣工した平成8年頃、きちっと議論すべきであった。今後
 とも内外ともに江東区の帰属とすべきという主張を粘り強く続けたい。

以上ですが、今後上記以外の課題についても随時理事者と議論していき
たいと考えております。皆様の区政に関するご質問やご意見をぜひお聞か
せ下さい。



2013年2月8日金曜日

平成25年度江東区予算プレス発表へ

昨日、江東区は平成25年度予算をプレス発表しました。概要について
以下ご報告させて頂きます。

1.歳入(主なもの・カッコ内は前年度当初予算・単位千円」)

特別区税       42,874,171(41,354,959)
特別区交付金    45,706,236(44,232,841)
地方消費税交付金  5,688,000 (6,061,000)
分担金及び負担金  3,733,190 (3,571,614)
使用料及び手数料  2,733,279 (2,560,254)
国庫支出金     27,547,892(26,305,021)
都支出金        9,469,294 (8,640,857)
繰入金        17,145,716 (15,601,889)
繰越金         2,400,000 (2,400,000)
諸収入         2,997,958 (2,913,925)
特別区債       2,438,000 (5,354,000)
歳入合計     165,065、000(161,491,000) 2.2%増

2.歳出(カッコ内は前年度当初、単位千円)

議会費       943,307     (947,974)
総務費    21,848,505  (22,250,284)
民生費    71,629,795  (70,631,816)
衛生費    16,422,448  (16,539,556)
産業経済費  1,782,729   (1,764,543)
土木費    11,976,554  (12,535,820)
教育費    25,671,719  (22,537,511)
公債費     2,575,924   (2,385,766)
諸支出金  11,914,019  (11,597,730)
予備費      300,000     (300,000)
歳出合計 165,065,000 (161,491,000) 2.2%増

以上ですが、納税義務者数やたばこ税の増に伴う区税増収(3.7%)
や企業収益の持ち直しに伴う財調(特別区交付金)増(3.3%)により
一般会計総額は前年比2.2%の増となりました。また基金等の繰入金
を9.9%増やしたものの、区債は前年比▲54.5%と圧縮し、後年度
負担に配慮しています。
また、歳出面では小中学校の大規模改修や増築等の需要増で教育費が
13.9%増と高い伸びを示し、民生費も介護給付や子育て関連経費の
増大で1.4%増となりましたが、その他の分野ではマイナス予算となって
います。また、主な特徴として、災害対策機材や中央防災倉庫の整備等
で防災都市の確立を目指し、保育園の待機児解消のための保育送迎
ステーションの準備、有明地区の人口増に備えた新校の整備、マイクロ
水力発電の調査や江東区観光協会始動等の新規事業にも積極的に
予算付けをしています。
今月27日から予算委員会がスタートしますが、私も総括質問等で理事者
と議論を展開したいと考えています。

2013年1月9日水曜日

平成25年の新春を迎えて

 皆様、あけましておめでとうございます。
2013年の新春にあたり今年の抱負などを披露させて頂きます。
既に何ヶ所かの新年会に出席させて頂きましたが、今年は「巳年」
ということで、蛇は脱皮して生まれ変わるので日本が再生する年
だとお話される方が多いようです。昨年の暮れに総選挙があり、
自公連立の安倍政権が誕生し、安倍首相が選挙戦中から訴えて
いた「日本を取り戻す」という気運が私たちの周りにも満ちている
のかも知れません。自民党はデフレ脱却・景気回復を政権公約の
第一に掲げていましたが、年明け早々内政、外交ともに積極的な
施策を展開しており、成果を挙げられるよう期待しています。

 さて、江東区に目を移すといくつかの重要施策を順調に進める
ことが出来るか大事な年になると考えます。築地の豊洲移転
(この件は、土壌汚染対策の遅れで計画がずれ込むことになり
ますが)、豊洲の新病院やシビックセンター、大島7丁目の第14
特養、3月にオープン予定の大島「川の駅」、亀戸の「梅屋敷」
等々建築中の案件についてその進捗状況をしっかりとチェック
していきたいと思います。そして、何といっても2020年夏季五輪
の招致活動を区民の皆さんと区、区議会が一丸となって進め、
何とか9月7日に予定されているアルゼンチンのブエノスアイレス
で開催されるIOCの総会で勝利を得なければなりません。この
数日、マスコミも大きく取り上げていますが、課題である支持率の
アップに向け私も招致議連の事務局長として多くの汗を流したい
と考えております。皆様のご理解とご支援を心からお願い申し上げ
ます。
 上記以外にも、本区においては人口増加、少子高齢化の進展に
伴う様々な課題があります。厳しい財政状況が続くなか、私も所管
委員会や予算・決算委員会などを通じて従来にも増して積極的に
区行政に対する提言をしていきたいと思います。

 今年も皆様のご意見、ご要望等お待ちしておりますので、宜しく
お願い致します。