本日午後5時ころ、私の携帯に一本の電話が入り、その内容は「大手調査機関の出口調査で小池氏が47ポイント、増田氏が27ポイントで、NHKは投票締め切りの午後8時にすぐに当確を出すかも知れない」というものでした。以前から小池氏優勢のマスコミ報道はありましたが、ここまで差が大きいとは予想されてなく、まさに驚愕の一報でありました。
初めに、これまで私のお願いに応え、熱心に増田氏にご支援頂きました皆様に、心から感謝とお詫びを申し上げたいと思います。
1.小池氏の勝因と増田氏の敗因
一言でいえば小池氏の作戦勝ちといった感があります。参院選最中に出馬表明を行い、与党の自公を含む政党色を一切排除し、また従来からの身内であった自民党都連を敵にまわした戦いでした。今から13年前、当時の小泉首相が郵政民営化を訴え、「自民党をぶっ壊す」という強烈なキャッチフレーズを掲げて総選挙に圧勝しました。この時、東京10区で民営化に反対した候補者に対する刺客として立候補、当選したのが他ならぬ小池氏であり、まさにこの郵政選挙を模倣した戦いであったのです。
対する増田氏は岩手県知事、総務大臣といった経歴はありましたが、他の有力2候補に比べて知名度の点で劣勢の感は否めませんでした。実際、私が江東区内各所で候補者と一緒に遊説した際、あるいは直接有権者にお願いした際に痛感したことです。また、有力3候補の間に政策的な差があったかというと、子育て、高齢者施策、防災対策といった都政の重要課題で目立った差異は無かったと思います。つまり、平成7年に青島幸男氏が当選して以来、政策よりも知名度がまず第一という流れを止めることは残念ながら出来ませんでした。
2.今後の都政、江東区政との関係について
明日から8月が始まり、小池都政もスタートを切ります。まず、小池氏が公約の第一に掲げた「議会改革」、東京都議会との関係が気になります。当初、議会を解散するとまで言い切った小池氏ですが(その後、修正を加えてますが)、過半数を超える自民、公明に加え民進党その他の会派とどう向き合っていくのか注視していかなければなりません。また上に掲げた都政の重要課題に加え、今年11月に迫った築地市場の豊洲移転、4年後の五輪、パラリンピック東京大会への対応、地下鉄8号線の延伸問題、中防の帰属問題等、都政と密接に関連する江東区の課題に対して新知事がどう対応していくのか、私もしっかりと区議会議員として職務を果たしていく所存です。
0 件のコメント:
コメントを投稿