2011年6月3日金曜日

内閣不信任決議案否決

 昨日の衆議院本会議で菅内閣の不信任決議案は反対多数で否決され
ました。直前の民主党代議士会で菅総理が「大震災への取り組みで一定の
めどがついた段階で」辞任する意向を表明したことにより党内で決議案に
賛成の姿勢を見せていた議員が急転、反対票を投じたためです。
 ただ、混乱収拾に動いた鳩山前首相、岡田幹事長、平野元官房長官、
北沢防衛相の4人の間の辞任時期をめぐる食い違いにより、さらに混乱が
続くことが予想されます。
 今回の民主党の内紛は自民党の私から見ても全くの茶番劇であり、同じ
政治の世界に身を置く人間として恥ずかしいとしか言いようがありません。
被災地の方々から「国会議員の存在が復興の足かせ」とまで言われる始末
です。今後、菅首相のもとで果たして復興への道筋を示すことが出来るの
でしょうか。
 私は来週8日の区議会本会議で自民党の代表質問を行う予定です。当然
東日本大震災関連、とりわけ江東区内に避難されている方々への支援策に
ついて質問しますが、一体いつになったら被災者の皆さんがそれぞれの
故郷に帰ることが出来るのか、仮設住宅は菅首相の言う通りに建設できる
のか、あるいは原発事故がいつ収束できるのか等々不安材料ばかりで原稿
を書く手が度々止まってしまいます。
 改めて菅首相は即刻退陣すべきであり、復興に向けて一日も早く新しい
政治体制を構築すべきと考えます。そして菅さんは代議士会でご本人が
お話しされたように四国巡礼を再開し一刻も早く「延命寺」を訪れるべき
でしょう。

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