震災の発生から1ヶ月余り経ちましたが、今日はこれまでの江東区の
対応についてまとめてご報告致します。
1.避難者の受入れについて
3月22日から北砂のスポーツ会館を開放しましたが、被災者の方の
利用はさほど多くなく、現在は1世帯5名の方が千田の福祉会館の
施設で受入れています。また、区内では有明のビックサイト及び夢の
島の「BUMB」という都立の宿泊施設で避難者が生活されてます。
また、区内の都営住宅の空き部屋に23世帯が避難。このうち大島
9丁目団地で20世帯を受入れ。また東雲の公務員住宅に264世帯、
881名の方が利用される予定です。さらに今月から区内の小中学校に
被災地の小中学生48名を受入れています。
2.救援物資の受付について
3月26日から東陽町の文化センター駐車場にて民間ボランティアの
皆さんの協力を得て、赤ちゃん・高齢者用品等を受付。これまで4万点
以上の品を都に委託して被災地に搬送しました。ただ被災地の意向も
あり4月10日で休止しています。
3.救済金募金
まず区の職員の皆さん2705人から約400万円が集まりました。
そして見舞金として区から青森、岩手、宮城、福島、茨城県に各
100万円、9市町に各20万円の計680万円の拠出が決定。
その他では、私たち区議会から50万円、区の公共施設45カ所で
約263万円が募金として集まり、また地域振興課受付分(区内の
各団体からの義援金)が152件、1245万円集まりました。
上記すべて合計すると2645万円になり、既に日赤を通じて送金
されています。
4.今後の課題
報道などでご承知の通り、今年の夏は電力不足が深刻な問題となり
ますが、江東区が計画停電のグループに組み込まれるか現時点では
微妙な状況と聞いています。
また、上記の各施設の受入れは原則6ヶ月間と決められており、9月
以降はどうするのかは未定です。この点、難しい政治判断が求めら
れると考えます。
さらに予定されていた区内のイベントが続々と中止になっています。
8月の富岡八幡宮の本祭り、江東花火大会、私の地元の勝矢祭などは
既に中止が決定。5月の江東こども祭りは実施の方向ですが、区民
まつりは未定であり、選挙明けにも決断しなければなりません。景気
にも影響を与える問題であり、私個人の意見としては華美にならない
配慮、可能な限りの節電という原則を守って粛々と実施すべきと思い
ますが、皆様のご意見は如何でしょうか。
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