2010年3月6日土曜日

平成22年度一般会計予算成立

 さる3月2日から江東区議会の平成22年度予算審査特別委員会が始まり
昨日、自民ク、公明、民主クなどの賛成多数で可決、成立しました。今日は
その概要をご報告します。

1.一般会計の規模は1527億3100万円で前年比3.5%増、国保など
 4つの特別会計を併せると約2284億円となります。一般会計のうち、
 新規事業である子ども手当に関する予算が79.5億円あり、これを除く
 と前年比2%のマイナスとなり厳しい財政情勢が反映されています。

2.歳入の主な特徴として、区民税収入は前年比0.8%増の約420億円で
 一昨年来の不況下、一人当たりの納税額は減っているものの、昨年1年間
 で納税者数が約6000人増えたこともあり微増となりました(23区で
 前年比増は江東区と中央区のみ)。
 一方、最大の財源である都からの交付金は法人税の落ち込みが影響して
 前年比7.5%減の約450億円と計上されました。また地方消費税や
 自動車取得税に係る交付金も減額となっており、これをカバーするため
 5年ぶりに財政調整基金を75億円繰り入れたり、区債は前年比10億円
 増の28.8億円を発行します。

3.歳出に関して、新規事業など特徴的なものを以下ご紹介します。

 ①江東区みどり・温暖化対策基金の創設(2.3億円)
  本区は長年、ごみ問題に関し「迷惑負担の公平」を訴えてきましたが、
  今年から他区で処理できないごみを焼却している江東区は相応の負担
  金を受取ることになりました(清掃一組へ払う負担金額で調整)。
  これにより生じる2.3億円の財源を基金に積み立て、区内の緑化事業
  や温暖化対策事業に充てることになります。

 ②急増する保育需要に対し、豊洲、白河地区等に新たに5園の認可保育
  園を整備。同時に私立保育所、公設民営保育所も開設します。

 ③有明地区に新しい小学校と中学校を整備(同一敷地内)します。

 ④地下鉄8号線の延伸(豊洲~住吉間)の早期事業化に向けて5億円の
  建設基金を創設。

 ⑤高齢者と子どものための複合施設「グランチャ東雲」を開設(21.5
  億円)。また、この建設費のうち5億円を住民参加型市場公募地方債で
  賄います。

 ⑥豊洲地区に総合病院を整備(1月29日ブログをご参照下さい)。

 ⑦亀戸地区にレトロな商店街と観光拠点施設を創設します(東京スカイ
  ツリーの開業に合わせ、亀戸地区の回遊性を高め、新たな観光客を誘導
  する)。

以上ですが、今後予算の具体的な執行についても積極的に提言していきた
いと考えております。皆様のご意見、ご要望も是非お寄せ下さい。

2010年1月29日金曜日

清掃港湾臨海部対策特別委員会を開催

一昨日、江東区議会の清掃港湾臨海部対策特別委員会が開催され、
懸案の豊洲地区における新病院に関する協議が行なわれました。
初めに区側から病院整備に対する区の支援の骨子案が以下の通り
示されました。
(1)病院用地については区が都から取得した土地を貸付けるが、
   期間を30年とし、当初10年間は無償貸与とする。
(2)建設費について、近年事業者誘致による病院整備を実施した
   他の自治体の実績値等を参考とし、1㎡あたり約34万円×
   44,000㎡(新病院の延床面積)=約150億円の二分の一
   にあたる75億円を支援する。
この案に対し、私を含め多くの委員から質疑がありましたが、基本
的には了承されました。ただ、私から「今後、区が所有する公有地
について、公共性の高い病院等の移転用地の候補になった際の区の
基本方針を明確にしておいた方が良い。過去には大島の江東病院や
私立学校の移転用地として課題となった例が多い」と発言しました。
これに対し山崎区長から「原則として土地を譲渡するのではなく、
出来る限り区の公有財産として残しておきたい」旨の答弁がありま
した。
委員会終了後には、豊洲新病院の事業者として決定している昭和
大学が運営している横浜市北部病院を視察しました。
同病院は平成13年開院。病床数661床で一日の平均患者数は
入院が536人、外来が1399人。また、新生児救急医療に対応
できるNICU,GCUもそれぞれ9床、12床。小児病棟28床があり、
周産期医療の充実をめざす本区の良きパートナーとなり得ると感じ
ました。
来月から始まる第一回定例会で正式に昭和大学との協定書の内容を
審議する予定です。

2010年1月7日木曜日

平成22年の新春を迎えて

皆様、あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

昨年は都議選と総選挙があり、自民党が歴史的敗北を喫して16年振りの
政権交代がありました。都議会でも民主党が第1党の位置を占め、都政の
大きな課題である築地市場の豊洲移転や新銀行東京、2020年の夏季
五輪招致など江東区に深く関係する問題も方向転換を余儀なくされる事態
が予想されています。

一方、江東区政に目を転じると、今年は平成22~31年の10年間の
区の具体的な方向性を示す長期基本計画の策定の年に当たります。
人口が飛躍的に増加している本区において今後10年間どのような指針で
区政を進展させていくのか、私も議会の場で積極的に発言していきたいと
考えています。
同時に一昨年秋のリーマンショック以来低迷している経済状況から、区の
財政も相当厳しくなることが予想されます。歳入面で大きな比重を占める
区民税は人口増でほぼ横ばいと予想されるものの、東京都からの財調交付
金は数十億の単位で落ち込むと考えられます。本区は基金が700億を
超えるなど他の自治体と比べても財政状況は良い方ですが、豊洲の新病院
建設や、同じく豊洲のシビックセンター建設あるいは待機児解消のための
保育園新設など待ったなしの課題も多く、より慎重な財政運営が求められ
ています。

また、地元大島地域の課題としては、旧三大中・旧三大小・旧南小の跡地
利用問題がありますが、それぞれインド人学校への貸付(校舎のみ)、
第14特養、学校改築のための仮校舎用地として活用していくことが検討
されています。今後、地元の地域の方々のご意見ご要望を十分拝聴しなが
ら区と精力的に協議を進めていく所存です。


以上の他、福祉、教育、まちづくりなど様々な行政課題に対し、全力を
あげて取り組んで参りますので、今年も皆様の貴重なご意見を賜ります
よう宜しくお願い申し上げます。
                          平成22年 新春

2009年12月1日火曜日

新型インフルエンザワクチンの集団接種について

1.12月に入りこれから本格的な冬のシーズンが始まりますが、今年は
  新型インフルエンザの大流行が懸念されています。既に江東区内では
  妊婦や基礎疾患のある方、満1歳から就学前のお子さんを対象に予防
  接種が始まっていますが、ワクチンの供給不足のため、医療機関の予
  約が取りにくい状況になっています。区の保健所によれば、現在2週
  間に1回、国から区へワクチンが送られてきますが、すぐに在庫が無く
  なってしまうのが実態です。早期に接種を希望される方は恐縮ですが
  頻繁に医療機関に問い合わせて頂きたいと思います。
  尚、この新型インフルエンザに関するお問い合わせは下記相談センター
  までお願い致します。
  ☎5632-8666

2.江東区医師会主催による新型インフルエンザワクチンの集団接種を下記
  の通り実施します。
  対象:区内の1歳以上小学校3年生までの方
  予約☎:5351-9894
  実施日時と予約:
  12月6日(日)9:00~17:00(予約開始は1日9:00~)
  12月13日(日)  同      (予約開始は8日9:00~)
  場所:〇城東保健相談所(大島3-1-3)
      江東区総合区民センター新大橋通り向かい側
     〇深川南部保健相談所(枝川1-8-15)
      三つ目通り朝凪公園南側
  注意事項:
 ①予約の際、接種会場は選択できますが、時間は指定の時間となります。
 ②当日は予約番号のメモ、接種費用1,000円、母子手帳、保険証等
  住所を確認できるものを持参して下さい。
 ③接種には、予診表、助成申請書が必要です。既に1歳児~就学前児の
  方には送付済みですが、小学校1~3年生には12月1日に発送します。
  また、この書類は会場にも設置されていますので、その場で記入頂いて
  も結構です。

2009年10月3日土曜日

惜しくも東京落選。リオが勝利

 今日未明、コペンハーゲンで開かれていたIOCの総会で2016年の
夏季五輪の開催地がリオデジャネイロに決定しました。1964年以来
2度目の開催を狙った東京は2回目の投票で惜しくも落選しました。
応援を頂いた皆様には心から感謝申し上げます。
 06年8月にJOCの選定委員会で国内候補都市に東京が決定して以来、
私も江東区議会五輪招致議員連盟の事務局長として3年余り活動を続け
てきましたが、大変残念な気持ちで一杯です。
 今日の朝日新聞の朝刊では東京の敗因として「開催能力の堅実さや
安全面など東京の計画は高い評価を受けた。ただこの計画の評判の良さ
を実際の票に結びつける人脈や人間関係、選挙で最も重要な部分が欠け
ていた」と論じていました。しかし、それもさることながら、やはり決選
投票に残ったリオやマドリードに比べて世論の支持率が低かったことが
選挙にも影響したのではないでしょうか。
 では何故国内の支持率が低かったのか、私は次の2点の理由があるよ
うに思います。
(1)東京の売りの一つである「コンパクト開催」が逆に世論の盛り上
   がりを封じてしまった。
(2)近年、日本ではサッカーのWカップを始め、世界陸上、世界バレー、
   水泳や野球のWBCなど世界のトップクラスのアスリートの演技が
   比較的安易に観戦できるようになり、「五輪でなくとも」との意識
   が国民の間にあったのではないか。
特に(1)に関しては競技会場が計画された江東区や中央区などでは招致
にかける強い熱意がありましたが、東京23区の中でも都心から離れた
地域では比較的クールに受け止めていた方も多かったと感じました。この
他、景気低迷で五輪どころではないといった意見もあったようですが、
今後、2020年の大会に再度立候補するのかという議論の際、考慮に
入れなければならないと考えます。
 いずれにせよ今日まで熱心にご支援頂いた皆さん、本当に有難うござい
ました。

2009年9月26日土曜日

10月2日に2016年夏季五輪開催都市決定

 来週の10月2日にデンマークのコペンハーゲンでIOC(国際
オリンピック委員会)の総会が開かれ、2016年夏のオリンピック
開催都市が決定します。私もこの3年余り江東区議会オリンピック
招致議員連盟の事務局長として招致活動を続けてきましたので、
固唾を飲んでこの結果を待つことになります。
 既に石原慎太郎都知事は現地に向かい、また江東区から山崎区長と
堀川議長が10月1日の夜現地に向かう予定です。開催都市の発表は
日本時間で3日午前1時30分頃とのことで、真夜中ですが私は区の
幹部の皆さんと役所で待機し吉報を待つ形となります。
 昨日の記者会見でも石原知事が話されていましたが、今回は全く
予断を許さない戦いで、シカゴ、リオ、マドリード、東京とどこが
勝ってもおかしくない状況です。幸い、国連総会で演説を行なった
鳩山首相も最終のプレゼンに参加する方向で最終調整に入ったとの
報道があり、頼もしい助っ人に期待が膨らんでいます。
尚、近年のIOC総会における五輪招致の出席国家元首級の顔ぶれは
下記の通りです。
第117回総会(2012年夏季大会)
◎ロンドン   アン王女、ブレア首相
 マドリード  ソフィア王妃、サパテロ首相
 パリ     シラク大統領
 ニューヨーク ブッシュ大統領、クリントン前大統領
第119回総会(2014年冬季大会)
◎ソチ     プーチン大統領
 ピョンチャン ノムヒョン大統領
 ザルツブルク グーゼンバウアー首相
第121回総会(2016年夏季大会)
 リオデジャネイロ ルーラ大統領
 マドリード    カルロス国王
 シカゴ      オバマ大統領夫人(本人のサプライズも?)
 東京       鳩山首相?
皆さん、どうか最後まで五輪招致にご理解とご協力をお願い申し
上げます。

2009年9月8日火曜日

清掃港湾特別委員会開催ー豊洲新病院

昨日、清掃港湾臨海部対策特別委員会が開催され、本区が誘致している
豊洲地区の新病院について事業予定者である昭和大学から事業提案が
あった内容の説明がありました。またこの事業に対する本区の財政支援
をどうするかの議論がスタートしました。ここでは提案された事業内容の
骨子と私からの発言内容をお知らせします。
(1)事業の骨子
  まず、主な機能としては小児医療と周産期医療を重点化した「女性と
  こどもにやさしい」医療の提供をめざし同時に二次救急医療機関として
  地域医療機関との連携による24時間365日の対応を行なう。
  また、病院の規模は病床数414床(救急病棟25床、周産期30床、
  新生児救急医療に対応できるNICU、GCU※など29床、こども
  センター40床、一般病棟270床など)、地上10階・地下1階建て
  延床約44,000㎡。総事業費250億円(建設費140億円)。
(2)区の支援の考え方
  まず用地については既に本区が約1.5haの土地を東京都から取得
  しており、昭和大学に対して無償貸し付けの形が妥当と思われます。
  さらに本区が重点化を求めている周産期医療や救急医療は不採算医療
  であり、事業者の財政負担は大きく、施設設備や開院後の運転資金等
  にも一定の援助が必要となってくるでしょう。問題はどの程度本区が
  支援を行なうべきかで、今後十分な議論が必要です。
(3)私の発言
  私からは、施設整備の支援に関連して、都立駒込病院や府中病院の
  再編整備で採用されているPFI事業や特定目的会社(SPC)等
  民間活力を利用した整備方法を検討すべきと提案しました。これに
  より事業者のイニシャルコストが大幅に低減し、また本区にとっても
  一時的な多額の財政負担を回避することができます(この手法では
  施設に関して昭和大がSPCに賃借料を払う形となる)。

今後、さらに昭和大の事業内容が詳細になり同時に区の財政支援について
も議論を深めていかなければなりません。いずれにせよ昨年秋に区内で
起きた妊婦の病院タライ回しによる痛ましい事件の教訓を生かし、また
本区内の医療体制の充実の観点からも平成25年開業の実現に向けて
精力的に取り組んでいきたいと考えます。

※NICU=新生児用の集中治療室 GCU=NICUの後方病床で継続
 保育室と呼ばれている