昨日、豊洲市場内で開催された新市場開業記念式典に地元の区議会特別委員会の委員として参列しましたが、小池都知事始め約1000名の参加者があり、盛況のうちに終了しました。来賓として山﨑孝明江東区長がスピーチされましたが、「築地の老朽化に伴い、平成13年頃から豊洲への移転を都議会で議論するようになった。様々な紆余曲折を経て今日を迎えたが、都や市場関係者、地元の皆さんと協力して恐らく次の世紀まで続く豊洲市場を盛り上げていきたい」と決意を表明しました。
私が区議会議員に初当選した平成3年頃から築地の移転話が持ち上がり、豊洲がその候補地として有力視されるようになってからは、所属する清掃港湾臨海部対策特別委員会で活発な議論が展開され、私も委員として時には委員長として(延べ3回、3年間)参加してきました。区議会が正式に豊洲への移転を承認したのが平成23年で、さらに土壌汚染、盛り土、千客万来施設、地下鉄8号線の延伸の問題等で侃々諤々の議論がありましたが、今日の日を迎えたことに万感の思いがあります。
しかしながら、豊洲市場をめぐる問題は今後共継続して議論が必要で、地下水や土壌汚染の問題、8号線の延伸、先客万来施設等の課題は、解決に向け引き続き都と交渉していかなければなりません。今日も式典終了後、都の職員から地下鉄8号線の延伸が実現するまでの暫定措置として運行される新橋、錦糸町、東陽町からの新しいバス路線の説明がありましたが、錦糸町から運行されるバスの終点は豊洲駅止まりで「なぜ市場まで伸ばせられないのか」と強く迫りました。このバスを利用して市場に向かう方は、豊洲駅からさらにゆりかもめに乗り換えなければならない不便さが生じてしまうのです(豊洲駅から市場まで、私は何度となく歩きましたが、距離にして1km以上、15~25分かかります)。都の職員からバスの乗務員や市場でのバス転回の問題からと説明がありましたが、到底納得できません。豊洲市場は来月11日に正式にオープンしますが、引き続き都と様々な交渉を続けていきたいと考えております。
下記の写真は、セレモニーの様子と、私が内覧で視察したマグロのセリの場所です。
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