2017年10月26日木曜日

最終本会議で都の調停案受諾を可決

 昨日、区議会第三回定例会の最終本会議で区長提案の中央防波堤埋立地の帰属に係る東京都の調停案を受諾することを全会一致で可決しました。
 内容については既にご報告した通りであります。本会議場及び所管の清掃港湾臨海部対策特別委員会が開かれた全員協議会室にはマスコミ各社が詰めかけ、本会議終了後、私は山﨑区長と共にぶら下がり取材を受けました。昨日午後6時10分からのNHK首都圏ネットワークやMXテレビでその模様が放映され、また新聞主要各紙も朝刊でほぼ全紙が取り上げておりました。その中で、朝日新聞は私からのコメントとして「東京五輪・パラリンピック前の早期解決のため、調停案を互いに受諾することは両区で約束したこと。有識者の委員の判断を最大限尊重すべきだ」と掲載し、産経新聞は「都の調停案に対し、われわれは直球を返した。今後は都がどう判断するかだ」とし、小池知事が今月19日の定例会見で「今後どのような形が必要なのかは、返ってきたボールによって判断したい」としたことを踏まえたものだと報じました。
 また、今後の対応について産経新聞は、大田区には江東区に対して訴訟を提起する選択肢もあるが、江東区の山﨑孝明区長は「今後は大田区にこちらからとやかくいうのは失礼だ」と大田区に対する働きかけはしない考えを示したと掲載しました。先日19日の私のブログで大田区議会は所管の委員会で、調停案を受諾しない旨の議決を行ったとお伝えしましたが、今度の日曜の29日に臨時の本会議を開いてこの議決を追認する構えを示しています。
 これまで私たち江東区議会は行政のみならず区民の皆様と一体となってこの問題に対応して参りました。今後の対応についても区長が上記で述べられた通り、私たちは大田区に対し働きかけはせず、また東京都が主体性を持ってこの問題に取り組んでいくべきと考えております。いずれにせよ、長期戦も視野に入れ、区民の皆様のご意見も頂戴しながら行政とがっちりとスクラムを組んで対応して参る所存です。

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