去る11月20日に、表記協議会が開催され、私から「中高一貫校」に
ついてお話をする機会がありましたのでその内容についてご報告させて
頂きます。
当日は大島選出の区議8名が出席し、それぞれ与えられた課題に関して
出席された100名近い子ども会、PTA、地区対関係者に対しお答えを
させて頂きました。私は地元の二大小の皆さんから「中高一貫校」に関する
ご質問を頂きました。
○質問「近年、中高一貫校が増えていますが、公立中学と中高一貫校では
教育や学力の差はどのくらいあるのでしょうか。」
1.江東区の実情
昨年度、江東区の区立小学校を卒業した児童は総計で2、872人で
そのうち私立中学校に進学した児童は469人(16.33%)、国立
中学校は13人(0.45%)、公立の中高一貫校へは42人(1.46%)
が進学しました。従って8割を超える児童が公立中学校へ進学して
います。
2.都内の中高一貫校
(1)区立は1校のみで。千代田区立九段中等教育学校。地元枠あり、
約50%の生徒は区内在住。
(2)都立10校
白鴎(台東区)、両国(墨田区)、武蔵(武蔵野市)、富士
(中野区)、大泉(練馬区)、小石川(文京区)、桜修館
(目黒区)、立川国際(立川市)、南多摩(八王子市)、
三鷹(三鷹市)
地元優先枠は無く、都内全域から受験できる。
3.具体的な質問への回答として、公立中と一貫校の成績の格差は正直
なところ判らない。区の教育委員会によれば、全国学力テストを
中学3年生を対象に行なっているが、公表されていないため実態は
把握していないとのこと。ただ、上記の一貫校について応募者は
多く、学力のレベルはかなり高いと思われる。
また、一貫校のメリットとしては、例えば教科によっては6年間同じ
教員に指導を受けることが可能であり、指導方針に一貫性があること
あるいは部活動も高校受験が無いため、6年間間断なく活動ができる
ことなどが挙げられる。
私見として、上記都立中高一貫校は東京の西部地区に多く点在して
おり、隅田川以東では両国高校のみ。一貫校への選択肢が広がると
いう意味では、いわゆる墨東地区にもっと一貫校を増やすよう東京
都に要望していきたいとの意見を表明しました。
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