2010年11月16日火曜日

東京の高潮対策で国交省に要望活動

 一昨日、東京高潮対策促進連盟の一員として国土交通省に要望活動
を行ないました。
皆さんご承知のように、私たちの住む江東区はその大半が海抜0メー
トル以下地帯であり、区の海岸地域を中心に防潮堤が張りめぐらされ
ています。ただ、この防潮堤については未だ未完成の地域や、経年劣
化で改修が必要な部分もあります。今後この工事を進めていかないと
例えば大型台風が都心を襲った場合など、区内の道路や住宅の一部が
冠水する危険性が極めて高いと言われています。従って継続して予算
を獲得する必要があります。
 高潮連盟の会長は本区の山﨑区長であり、当日は区長、私と共に東
京都の建設局長始め都幹部の皆さんや関係区の土木部長など大勢で国
交省を訪れました。馬渕大臣ら政務三役に面会はできませんでしたが、
増田優一審議官、下保修技術審議官、甲村謙友技監、佐藤直良河川局
長と面談し、東京湾奥の防潮堤の重要性について理解を求め、しっかり
予算を付けるよう要望致しました。
 私が印象深かったのは、スーパー堤防に関わる事業仕分けの話に
なった時、上記の皆さんがかなりの憤りを見せていたことです。フラ
ンスのテムズ川の堤防工事は千年の規模で進められていることなどを
例に、都市に於ける災害対策の重要性などをめぐって議論をさせて頂
きました。その中で出された「コンクリートから人へと言うが、コン
クリートが人間の命を守っていることも事実」という言葉が強く私の
心に刻み込まれました。
 

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