明日2月2日、江東区より平成23年度当初予算案のプレス発表があり
ますが、今日はその概略をお知らせしたいと思います。
1.予算規模
一般会計は総額1,592億7、100万円で前年比65.4億、
4.3%の増、国保会計など特別会計は792億2,100万円で
4.7%の増となっています。
2.歳入(一般会計)
○特別区税 414.7億円(前年比▲5.1億円、▲1.2%)
○特別区交付金 446.8億円( 同 ▲3.2億円、▲0.7%)
○国庫支出金 268.9億円( 同 43.8億円、19.5%増)
○繰入金 148.5億円( 同 19.0億円、14.7%増)
○特別区債 34.3億円( 同 5.4億円、19.0%増)
3.歳出(一般会計)
○総務費 210.8億円(前年度比▲11.7億円、 ▲5.2%)
○民生費 707.6億円( 同 61.0億円、 9.4%増)
○衛生費 168.5億円( 同 22.4億円、15.3%増)
○産業経済費 17.5億円( 同 0.8億円、 5.0%増)
○土木費 106.0億円( 同 2.8億円、 2.7%増)
○教育費 222.0億円( 同 ▲3.0億円、 ▲1.4%)
4.主な特徴
経済情勢が極めて厳しいなか、区としては基金(貯金)と区債(借金)を
有効に活用して総額として4.3%のプラス予算を組みました。繰入金、
特別区債がそれぞれ二桁の伸びを示しています。
歳入では特別区民税が▲5.1億円と減になっていますが、人口自体は
増えているものの景気の悪化で一人当たりの納税額や既住民における
納税者数の減が影響していると考えられます。
歳出面では、民生費のうち生活保護費が28.1億円増の175.7億円。
衛生費で豊洲の新病院建設助成で25億円などが目立っています。
また、子ども手当は103.7億円。急増している保育園関連の総予算は
118.5億円となっています。
5.主な新規事業
○豊洲シビックセンターの基本・実施設計(1.4億円)
○旧三大小跡地に第14特養ホームの建設(2億円=土壌汚染工事費)
○夢の島に新しい区民農園を開設(3.6億円)
○小学校特別教室冷房化(11.7億円)
○放課後こどもプラン事業(新規7校、2.6億円)
以上ですが、今月下旬から予算委員会がスタートし論戦が展開され
ます。議長として委員会での発言の機会はありませんが、様々な
分野で提言をしていきたいと考えております。
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