2019年2月24日日曜日

予算委員会で総括質問

先週の22日、平成31年度予算審査特別委員会で総括質問を行いましたので、以下その要旨をご報告させて頂きます。

質問前に、区長から20日に発信されたJアラートの試験において、発信するはずのなかったエリアメール(緊急速報メール)が発信されてしまったことにつきお詫びがあった。
この点、私から直後に江東区のホームページにアクセスしたが、「Bad Gateway」の表示が出て、アクセス出来なかったことを指摘。改善が必要であることを指摘させて頂いた。

1.長期計画10年間の評価について
 Q:平成22年度から始まった現在の長期計画は31年度でちょうど10年を迎えるが、区長ご自身の自己評価は?
 A:ハード・ソフト両面にわたって様々な取り組み(豊洲病院、シビックセンター、特養、保育所の整備等)を行ってきたが、スピード感をもって対応できたと思う。ただ豊洲市場の千客万来施設、8号線延伸などまだまだ課題も残っている。
 Q:どのような思い、考え方で予算編成を行ったのか?
 A:10年後に成人となる今の子どもたちが「江東区に住んでいて良かった」と思ってもらえるように、さらに区民が参加できる仕組みを多くの分野でとの思いを込めた(以上、区長答弁)。

2.財政運営について
 Q:この1年間で人口は約5000人増えたが、一方で0~5歳児は200人減少した。この事実を区はどう捉えているのか?
 A:ワンルームマンション建設の増加等の要因があげられると思う。
 Q:今年度予算の最大の特徴は、区税と特別区交付金併せて前年度比88億円も増加したこと。この流れは今後共続くと考えているか?
 A:納税義務者数の増加や都の調整三税の増加傾向は続いているが、中長期的には楽観視は出来ない。安定的な財源確保が重要。
 Q:31年度末には基金(貯金)と区債(借金)残高の差が1000億円を超えると思うが、後年度負担の考え方から区債を増やすべきでは?
 A:財政力の弱い自治体優先ということで、国から区債の引受が圧縮される傾向にあり、民間資金の活用も利率、借入期間の問題がある。

3.次期(平成32~41年度)長期計画について
 Q:策定にあったて今後のスケジュールは?
 A:7~8月にパブリックコメントを実施し、12月頃素案の提示、来年2月に最終案確定の予定である。
 Q:長計の中身として公共施設の改築は最重要。庁舎改築は盛り込むのか?
 A:分野別計画の方針や重点プロジェクト等の中で示したい。
 Q:区立小中学校の改築は現在2年に1校、大規模改修が1年に1校のペース。これは仮校舎が2校しかない現状からだが、ペースを上げるため新たな用地取得が必要では?
 A:長計の策定作業の中で検討したい。

4.10月からの幼児教育無償化について
 Q:保育園に通う3~5歳児の保育料が原則無料になるが、初年度国が負担する額はどの程度か?
 A:認可と無認可併せて半年で12億円程度と思われる。
 Q:32年度からの国、都、区の負担割合は?
 A:細部まで決定していないが、概ね国が1/2、都と区がそれぞれ1/4の予定。
 Q:区立・私立幼稚園の保護者負担軽減にも相応の配慮が必要では?
 A:格差が生じないよう施策を講じていく。

5.区立小中学校の体育館の冷暖房化について
 Q:中学校は8月まで、小学校は来年2月までには全校整備するとのことだが、業者選定、工事期間等問題は無いのか?
 A:工事期間は1校当たり2~3週間となるが、万全を期していく。

6.中央防波堤について
 Q:大田区との帰属問題について、地裁の判断は何時ごろになるのか?
 A:まもなく口頭弁論の最終段階となり、5月以降に示されると予測している。
 Q:最終処分場について、私が初当選した平成3年頃は可燃ごみの全量焼却のため清掃工場未設置区に清掃工場の建設を要請していた。当時はあと30年しか処分場はもたないととされていた。その後、全量焼却が実現し、サーマルリサイクルの実施や、焼却灰のスラグ化・セメント原料化が進んだ。現在の状況は?
 A:平成29年度の埋立量は34万トンで、ピーク時(平成元年)240万トンと比べ86%減少した。現在ではあと50年は耐用可能とされているが、セメントの原料化等をさらに進め更なる延命策を講じていく。

以上ですが、詳細につきましては来月上旬に区議会のインターネット中継でも録画がアップされますので是非ご覧下さい。





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