2018年9月20日木曜日

第3回定例会の代表質問を終えて

 既にご案内させて頂いた通り、本日午後1時から開かれた区議会第3回定例会に於いて、自民党を代表して大綱4点につき質問を致しました。以下その概要についてご報告致します。

1.区長のこれまでの区政運営の総括と評価について
Q:山﨑区政は3期12年目を迎えたが、これまでを振り返っての総括と評価は?
A:公約としていたオリンピック・パラリンピックの招致、南部地区の総合病院建設、保育所整備(12年間で122か所、7900名の定員増)、小中学生の収容対策等に対応して、厳しい経済情勢の中でも一定の成果を挙げたと思う。
Q:来年4月の区長選挙出馬への決意を問う
A:2020東京大会の準備、豊洲市場、中防帰属問題等、課題解決に向け、議会の理解も得ながら再出馬し区民の審判を仰ぎたい。

2.平成29年度決算について
Q:決算の総括的な評価は?
A:特別区税・特別区交付金等の一般財源が26億円の増で、効果的に活用しさらに積み立てを行って強固な財政基盤を確立できた。有明西学園の整備、保育所整備、地域包括センターの拡充等行政需要に適切に対応できたと考えている。
Q:基金と区債の活用について、今後の基本的な考え方は?
A:歳入が堅調な今こそ、基金を着実に積み立て、区債についても積極的な活用を図っていきたい。また、新公会計制度の導入により新たに整備した固定資産台帳を活用していく。
Q:庁舎改築のための基金を創設すべきと考えるが如何か?
A:庁舎は昭和48年の建設以来、改修、耐震工事等を実施して長寿命化を図ってきたが、建替えは大きな課題と認識している。次期長期計画で整備手法や規模等本格的な検討を始めたい。

3.本区の防災対策について
Q:今年3月に東京都が江東5区の高潮による浸水想定被害を、また8月には江東5区 広域避難推進協議会が共通のハザードマップや避難計画を発表したが、現在の本区の大規模水害対策の進捗状況は?
A:来年度、都の被害想定に対して外部識者を加えて検討を行い、本区独自及び5区のハザードマップを作成して配布する予定。スマホ用の防災アプリも充実させていく。
Q:今定例会に補正予算として提案されている救助用ボートの点検について、35年以上も前に購入し製造時期も不明と聞いたが、新しいボートを購入すべきでは?
A:速やかに点検を実施し、必要なら新規購入や配置場所も検討したい。
Q:6月の大阪北部地震で、老朽化した小学校のブロック塀の倒壊で悲しい死亡事故が発生してしまったが、政府に於いて補助制度を創る動きがある。この点、本区の考え方は?
A:現在、老朽建築物除却助成制度等で対応しているが、今後国の動向も踏まえて新たな助成制度の創設も検討していく。

4.本区の教育課題について
Q:今年の夏は記録的猛暑が続いたが、本区の小中学校への影響は?また、どのような熱中症対策を講じたのか?
A:体育館での全校集会を教室で行う等の対応を図り、各校に通知等で注意喚起を図った。
Q:区内70校の小中学校の体育館には冷房設備が設置されていないが、他区の状況は?また、児童・生徒のみならず利用する区民や災害時の避難所の環境整備という点からも設置すべきと考えるが如何か?
A:全校設置済は23区で2区、今後5区が設置を予定している。早急に対応する必要があると認識しており、コスト面や手法も含め検討を行いたい。
Q:昨今の教育相談は、問題が複雑化かつ多様化している中で相談窓口に迷う区民が多いと聞いている。改善策は考えているのか?
A:今後は相談者に分かり易いワンストップ型の相談窓口を設置し、専門相談員に繋げていくこととし、同時に組織改正も視野に入れていきたい。

2018年9月19日水曜日

区議会第3回定例会で代表質問を行います。

 明日20日から江東区議会第3回定例会が始まりますが、私は所属する自民党を代表して次の大綱4点につき質問する予定です。インターネット中継が午後1時よりスタートします(私の質問は1時10分頃から)ので、お時間ありましたら是非ご覧下さい。

1.区長のこれまでの区政運営の総括と評価について
  (1)3期12年の区政運営の総括と評価について
  (2)来年4月の統一地方選挙出馬への決意について
2.平成29年度決算について
  (1)決算の総括的な評価について
  (2)基金と区債の活用、とりわけ庁舎改築基金の準備について
3.本区の防災対策について
  (1)現在の大規模水害対策の進捗状況について
  (2)救助用ボートについて
  (3)老朽化したブロック塀の除却制度について
4.本区の教育の課題について
  (1)本年度の猛暑による小中学校への影響と本区の熱中症対策
     及び小中学校の体育館の冷房化について
  (2)教育相談のあり方及び組織改正について
以上

2018年9月14日金曜日

豊洲新市場開業記念式典に参列

 昨日、豊洲市場内で開催された新市場開業記念式典に地元の区議会特別委員会の委員として参列しましたが、小池都知事始め約1000名の参加者があり、盛況のうちに終了しました。来賓として山﨑孝明江東区長がスピーチされましたが、「築地の老朽化に伴い、平成13年頃から豊洲への移転を都議会で議論するようになった。様々な紆余曲折を経て今日を迎えたが、都や市場関係者、地元の皆さんと協力して恐らく次の世紀まで続く豊洲市場を盛り上げていきたい」と決意を表明しました。
 私が区議会議員に初当選した平成3年頃から築地の移転話が持ち上がり、豊洲がその候補地として有力視されるようになってからは、所属する清掃港湾臨海部対策特別委員会で活発な議論が展開され、私も委員として時には委員長として(延べ3回、3年間)参加してきました。区議会が正式に豊洲への移転を承認したのが平成23年で、さらに土壌汚染、盛り土、千客万来施設、地下鉄8号線の延伸の問題等で侃々諤々の議論がありましたが、今日の日を迎えたことに万感の思いがあります。
 しかしながら、豊洲市場をめぐる問題は今後共継続して議論が必要で、地下水や土壌汚染の問題、8号線の延伸、先客万来施設等の課題は、解決に向け引き続き都と交渉していかなければなりません。今日も式典終了後、都の職員から地下鉄8号線の延伸が実現するまでの暫定措置として運行される新橋、錦糸町、東陽町からの新しいバス路線の説明がありましたが、錦糸町から運行されるバスの終点は豊洲駅止まりで「なぜ市場まで伸ばせられないのか」と強く迫りました。このバスを利用して市場に向かう方は、豊洲駅からさらにゆりかもめに乗り換えなければならない不便さが生じてしまうのです(豊洲駅から市場まで、私は何度となく歩きましたが、距離にして1km以上、15~25分かかります)。都の職員からバスの乗務員や市場でのバス転回の問題からと説明がありましたが、到底納得できません。豊洲市場は来月11日に正式にオープンしますが、引き続き都と様々な交渉を続けていきたいと考えております。
下記の写真は、セレモニーの様子と、私が内覧で視察したマグロのセリの場所です。