2018年5月2日水曜日

豊洲市場に隣接する千客万来施設について

 昨日から今日にかけて、本年10月11日に開場が予定されている豊洲市場に隣接する商業施設いわゆる千客万来施設について様々な報道がありました。既にこのブログでもお伝えしているように、我々江東区が築地市場の豊洲移転を受け入れる三つの条件の一つとして、豊洲市場の開設と同時に千客万来施設をオープンさせることを東京都との間で約束を交わしておりました。しかしながら、一昨年からの土壌汚染等の問題で小池都知事が豊洲への移転そのものを延期し、紆余曲折を経て昨年末、都知事が本区を訪れ平成30年10月の豊洲市場の移転を正式に要請。山﨑区長も我々区議会も三つの約束の履行とりわけ千客万来施設の早期決定を条件にこれを受け入れた経緯があったのです。特に区議会からは今年三月末の年度末までに結論を出すよう都に対して強く要請をしておりました。その後、市場関係者も事業予定者である万葉倶楽部と折衝を重ねて、最終的に都と事業者のトップ同士即ち小池都知事と万葉倶楽部の高橋弘会長の会談が昨日行われたわけですが、都知事が陳謝したかしないか等の見解の相違や万葉側からは条件面での様々な変更の要望もあり、結果は何一つ進まず両者平行線のまま協議を続けることになりました。
 率直に言って都側も万葉側も、千客万来施設の早期開設をどれだけ理解して交渉を続けているのかその真意が掴めません。特に昨日の高橋会長の「施設のテナント募集を都が担うよう求めた」(本日付け朝日新聞朝刊の記事から)との話は、我々が要望している千客万来施設とは豊洲市場の新鮮な海産物を活かしたいわば築地の場外施設のような店舗であり、万葉倶楽部が意欲を見せているホテルや温浴施設ではありません。この点では全く本末転倒の話と言わざるを得ないのです。
 先日、記者会見で山﨑区長は「新たな展開の模索を」として新たな事業者の公募や豊洲市場開場そのものの延期を示唆しました。私としても双方のトップ同士の会談でも埒が明かない交渉を今後続けても意味がなく、一旦事業者との契約や交渉を白紙に戻し、施設の意義を真に理解して頂ける事業者を早急に公募することを都は検討すべきと考えております。また、そもそも豊洲市場の開場と千客万来施設のオープンは同時という都と本区の間の約束がありましたので、開場延期も視野に入れざるを得ないと考えております。

2018年4月7日土曜日

長期間にわたりブログを更新出来ず、申し訳ございませんでした。

昨年12月にブログを更新して以来、今年に入って新しいブログをご提供できず心からお詫びを申し上げます。アカウント他の機能を十分理解しないまま作業しており、当方もまだまだPCに関して不勉強であることを痛感させられました。この間、江東区の平成30年度の一般会計・特別会計予算が議会で承認されましたが、築地市場の豊洲移転や、中央防波堤の帰属問題には然したる進展はありませんでした。平成30年度が始まり既に一週間が経過しましたが、従来にも増してブログを更新していく所存ですので、今後共宜しくお願い申し上げます。

2017年12月20日水曜日

来年10月11日に豊洲市場開業が決定

 本日午後1時より新市場建設協議会が開催され、来年10月11日に築地市場が豊洲に移転することが正式に決定しました。
これに先立ち、江東区議会の清掃港湾臨海部対策特別委員会が開かれ、私から今週月曜日に東京都の長谷川副知事が来訪、山﨑区長、私、高村副議長が豊洲移転に関して謝罪と説明を受けた経緯を説明しました。以下内容についてご報告させて頂きます。
 今週月曜日の18日、都の長谷川副知事が江東区を訪れ、平成23年7月に本区が築地市場の豊洲移転を正式に受け入れた際、都との間で確認された3つの約束(①土壌汚染対策の徹底、②地下鉄8号線の延伸を含む交通対策の推進、③市場と一体となった賑わい施設の整備)について進展がないことについて「誠に申し訳ない」と謝罪されました。同時に二日後(12月20日)には、新市場建設協議会を開催して、来年10月11日に豊洲市場を開業する決定の方向で進めたいので何とか地元区として了解して欲しいとの要請がありました。山﨑区長及び私からこれまでの東京都の不誠実な対応について苦言を呈し、都と本区の間で交わされた3つの約束事に関して、副知事と今後の進め方に関して協議を行いました。
①の土壌汚染対策については、地下水管理システムの改良工事等が来年7月には完了する見通しが立ったこと、またその時点で小池知事が安全宣言を行うこと、②8号線延伸の課題については引き続き都が実現に向けて努力を傾注すること、③賑わい施設、いわゆる「千客万来施設」については、今後都が事業者と精力的に条件等の交渉を進め、実現に向けて努力することを確認しました。特に私からは「10月11日開業が決定すれば、市場関係者は一気に移転の方向で動き始める。千客万来施設の事業者が進出する周辺状況が厳しくなっていることから、例えば29年度中(平成30年3月末)等、期限を設けて可及的速やかに交渉を進めるべきと迫りました。副知事から「確約は出来ないが、そのぐらいの覚悟を持って交渉する」との回答がありました。
 区長、また私にとってもまさに苦渋の決断ではありましたが、これ以上開業時期の決定を引き延ばすことは、2020年オリパラ東京大会の準備に大きな影響を与えてしまう現実、また市場関係者が困惑している状況を考えると受け入れは止むを得ないとの判断に至りました。
 上記の経緯を委員会の冒頭で、私から報告させて頂き、各委員からの意見を聴取しましたが、概ね移転止む無しとの意見が大勢を占めました。
 また、引き続き開催された全員協議会でも私から経緯を報告させて頂き、今後区議会として、3つの約束に関して東京都が誠実に履行することを求めていくことを確認しました。
 以上、豊洲市場に関する今日の動きをご報告させて頂きましたが、豊洲のまちづくりに資する施策を展開し、同時に風評被害の払拭も含め、今後共行政と一体となって活動していく所存です。

2017年10月26日木曜日

最終本会議で都の調停案受諾を可決

 昨日、区議会第三回定例会の最終本会議で区長提案の中央防波堤埋立地の帰属に係る東京都の調停案を受諾することを全会一致で可決しました。
 内容については既にご報告した通りであります。本会議場及び所管の清掃港湾臨海部対策特別委員会が開かれた全員協議会室にはマスコミ各社が詰めかけ、本会議終了後、私は山﨑区長と共にぶら下がり取材を受けました。昨日午後6時10分からのNHK首都圏ネットワークやMXテレビでその模様が放映され、また新聞主要各紙も朝刊でほぼ全紙が取り上げておりました。その中で、朝日新聞は私からのコメントとして「東京五輪・パラリンピック前の早期解決のため、調停案を互いに受諾することは両区で約束したこと。有識者の委員の判断を最大限尊重すべきだ」と掲載し、産経新聞は「都の調停案に対し、われわれは直球を返した。今後は都がどう判断するかだ」とし、小池知事が今月19日の定例会見で「今後どのような形が必要なのかは、返ってきたボールによって判断したい」としたことを踏まえたものだと報じました。
 また、今後の対応について産経新聞は、大田区には江東区に対して訴訟を提起する選択肢もあるが、江東区の山﨑孝明区長は「今後は大田区にこちらからとやかくいうのは失礼だ」と大田区に対する働きかけはしない考えを示したと掲載しました。先日19日の私のブログで大田区議会は所管の委員会で、調停案を受諾しない旨の議決を行ったとお伝えしましたが、今度の日曜の29日に臨時の本会議を開いてこの議決を追認する構えを示しています。
 これまで私たち江東区議会は行政のみならず区民の皆様と一体となってこの問題に対応して参りました。今後の対応についても区長が上記で述べられた通り、私たちは大田区に対し働きかけはせず、また東京都が主体性を持ってこの問題に取り組んでいくべきと考えております。いずれにせよ、長期戦も視野に入れ、区民の皆様のご意見も頂戴しながら行政とがっちりとスクラムを組んで対応して参る所存です。

2017年10月23日月曜日

第48回衆議院選挙、秋元司候補が小選挙区で当選

 昨日執行された衆議院選挙第15選挙区は下記の通りの結果が判明しました。
秋元 司(自民前) 101155票 当選
柿沢未途(希望前)  70325票 比例復活当選
吉田年男(共産新)  34943票
猪野 隆(無所新)  15667票
無効票         7132票
(23日00:54選管確定)
投票率55.59%
全国で見ても自民公明で310議席以上が確定し、前ブログでご紹介したように自公堅調、希望劣勢、立憲躍進の形です。秋元候補は前二回の選挙はいずれも比例復活当選でしたが、まさに三度目の正直となりました。秋元候補にご支援頂いた皆様に心から感謝を申し上げます。
ただ、柿沢、吉田、猪野候補の得票数を合わせると、120935票で、この数字を安倍内閣批判票と捉えることもでき、この現実を真摯に受け止めなければいけないと考えています。選挙期間中は雨が多く、秋元候補はずぶ濡れになりながら選挙区内を必死で自転車で廻り支持を訴えていました。46歳とこれからの人材であり、今後の更なる活躍に期待したいと思います。これで文字通り私たち自民党の国会ー都議会ー区議会のパイプが再構築できたわけで、地元江東区のまちづくりをしっかりと前進させていかなければならないと考えます。

2017年10月19日木曜日

衆議院選挙と中央防波堤埋立地の帰属問題について

 今月10日に公示された第48回衆議院選挙は今日で10日めを迎え、終盤戦に入りました。私はこの間、秋元司議員団選対の幹事長として選挙活動を続けていますが、同時に中央防波堤埋立地の帰属問題に大きな進展があり、まさに盆と正月が一緒に来たような毎日です。
1.衆議院選挙について
 マスコミ各社の報道によれば、自公堅調、希望劣勢、立憲民主躍進といったところですが、私は与党側も野党側も今回の選挙でいわゆる「決め手」が無く、また安倍嫌い・小池嫌い層が増えて投票率は(全国的に天気予報も悪く)かなり低くなるのではと懸念しています。また、自民党と希望の党のそれぞれの公約(憲法改正、安保法制、消費税増税、原発再稼働等々)の違いが分かり難いことも一つの要因ではないでしょうか。朝の駅頭立ちで政策ビラを配っていますが、無関心に通り過ぎていく方たちを見るとその思いを一層強くします(もちろん頑張って下さいと声を掛けて下さる方も多いのですが...)。
 私の住んでいる東京第15区は過去2回の選挙と対決の構図は変わっていません。自民党秋元候補と野党候補の柿沢候補、あとは共産党と無所属の候補者です。過去2回は秋元候補がいずれも惜敗していますが、マスコミ報道の通りであれば、まさに三度目の正直となります。ただ、柿沢候補はお父上の代からの根強い支持者が多く、最後まで気の抜けない選挙戦になると思われます。私は街頭で、また宣車から「江東区は築地市場の豊洲移転、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の準備、防災対策、少子高齢化対策等々、多くの課題を抱えている。自民党の国政ー都政ー区政のパイプをしっかりと作ってこの解決に臨みたいとの訴えを続けています。どうか区民の皆様の力強いご支持をあきもと司候補に与えて頂きますようお願い申し上げます。

2.中央防波堤埋立地の帰属問題について
 今月16日に正式な都の調停案が示されましたが、これを受けた大田区議会の所管委員会は松原区長の調停案不受理の議案を可決したとの報道がありました。三日前のブログでもご報告した通り、調停を申請する際、江東・太田両区の区長・議長による四者会談で、三年後の五輪東京大会までにこの問題を解決するため、いかなる調停案が示されてもこれを尊重しようとの約束が交わされたにもかかわらず、大田区議会の皆さんがこのような判断を示されたのは大変遺憾であると言わざるを得ません。過去に筑波山頂境界確定事件を手掛け、最高裁の判事までつとめられた泉代表委員を始めとする3名の権威ある有識者の判断を、行政・議会に携わる者としては最大限尊重すべきであると考えます。
 今後、裁判や知事裁定に進展する可能性が出てきましたが、私たち江東区議会としては選挙が終わる来週25日の最終本会議において、本件受託を粛々と議決する方向で同僚議員と協議していく所存です。
 

2017年10月16日月曜日

中央防波堤埋立地帰属問題について

 昨日午前10時より東京都庁において、本区の山﨑区長と区議会議長の私が都の自治紛争処理委員から中央防波堤埋立地の帰属問題で調停案を示されました。内容は埋立地の86.2%(約434ha)を江東区とし、残り13.8%(約69ha)を大田区とするものでした。
 実はこの調停案は既に10日ほど前に内示されておりましたが、正式な発表が昨日となっていたため、私もブログでの公表を控えておりました。午後1時から区庁舎において記者会見を行い、マスコミ各社に対して調停の内容をお示しし、様々な質疑応答がありましたが、会見の内容も公表されたところです。当初から私たち江東区議会は、東京23区のゴミ問題に係わる江東区民の様々な苦労や、本埋立地のこれまでの行政との係りからもその帰属は100%江東とすべきと主張してきましたが、大田区も海苔の養殖の経緯等を根拠として本区と同様100%の帰属を主張してきました。この対立に終止符を打つべく昨年から事務方の協議、両区長のトップ会談、また両区の区議会議長も交えた四者会談などを精力的に行ってきたところです。そして当該地が2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会の競技会場地(ボート・カヌー、馬術)にもなることから早期に解決する必要性が増し、両議会の議決を受けて今回の調停に至ったことは既にご報告した通りです。
 今回の調停案は3名の有識者が紛争処理委員として約三か月をかけて慎重に協議されたものであり、その結論は最大限尊重されるべきと考えておりました。従って昨日の庁舎における共同記者会見でも申し上げましたが、今後、同僚議員とも十分相談し、今月25日に開会予定の第三回定例会の最終本会議でこの調停案を受諾する方向を目指したいと思います。上記の数字は相手方の大田区にとって必ずしも満足のいくものでは無いのかも知れませんが、東京都に調停を申請した段階で、両区が処理委員の皆さんが出された結果を尊重しこれに従うとの約束を交わしていました。にもかかわらず大田区は昨日の最終本会議で松原区長が今回の調停案を受けることは出来ないと表明し、議会にその取扱いを問う議案を提出されたことは大変残念であります。大田区議会の皆さんの賢明なる判断を期待したいと考えます。