2018年12月4日火曜日

旧三大中のインド学校が新木場へ

 昨日、私の所属する区議会企画総務委員会が開かれ、平成22年度から大島1丁目の旧三大中(第三大島中学校)で教育活動を続けてきた学校法人インディア・インターナショナルスクール学園(インド学園)が平成34年(2022年)4月に本区新木場二丁目の旧リサイクルパーク跡地に移転することが区から提案され了承されました。
 私の地元である大島1丁目の旧三大中は平成14年に旧四大中と統合され、西大島中学校として旧四大小の校舎、グランドを使用して再出発することとなり、旧三大中の校舎等はその跡地利用について長年議論されてきたのです。そして平成22年、インド学園からの強い要請もあり、国際交流の観点から同学園に有償貸付(校舎部分約4064㎡)されるようになりました。同学園は幼稚園から高校まで主に在日インド人の子弟の教育の場となり年々児童生徒数が増加、現在では約900人の子どもが通う大型の教育施設となりました。
 ところが、校舎の老朽化が進み、更に平成23年3月には東日本大震災が起きたこともあって、子どもたちの安全上の問題が指摘され、数年前から移転の話が持ち上がってきましたが、容易に移転先が決まるわけでもなく学園や地元、また行政・議会も対応に苦慮してきました。一方、昨年4月から区の瓶、缶、ペットボトル等の中間処理施設(リサイクルパーク)が有明の民間企業に委託されることになり、当時からその跡地利用が課題となっていましたが、敷地面積が4153㎡と旧三大中の校舎面積とほぼ同一であることから、移転先候補地として浮上、区や関係者の粘り強い協議の結果、表記のような形が実現したのです。
 この間、地元の大島1丁目の皆様には様々なご苦労があり、全ては子どもたちのためと対応して頂いたことに改めて深く感謝したいと思います。そして、平成34年に移転が決まった以上、今から隣接するグランドも含めその跡地利用を、地元の皆様のご意見に耳を傾けながら検討を始めなければならないと考えています。
 今後2020年オリパラ東京大会を経てさらに発展が期待される江東区の既成市街地において、未利用の広大な区有地はまさに貴重な財産であります。この地で今後どのような利用が最適なのか、皆様のご意見を是非お寄せ頂きたいと思います。

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